【プレビュー】価値ある勝利を手にするのは。今節、唯一のフライデーナイトマッチで東京Vと京都が激突|Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは3月29日から30日にかけて第5節が開催。29日、フライデーナイトには味の素スタジアムで東京ヴェルディと京都サンガF.C.が激突する。
開幕から2分2敗といまだに勝利がない東京Vが、ここまで1勝1分2敗で14位につける京都をホームに迎える。今節、唯一のフライデーナイトマッチとあって注目の一戦となる。 16年ぶりにJ1の舞台に戻ってきた東京Vだが、スタートダッシュには失敗してしまった。開幕戦で横浜F・マリノスに惜敗すると、その後、浦和レッズに引き分けたが、セレッソ大阪に敗れ、前節のアルビレックス新潟戦も終盤に追い付いては見せたが勝ち点1の獲得にとどまった。どの試合も内容を見れば決して悪くはないのだが、勝負強さに欠け、あと一歩のところで勝利を手にすることができていない。 インターナショナルマッチウィークが明け、2週間ぶりの試合となる今節は、今季初勝利を何としても手にしたい一戦だ。だが、木村勇大、山田楓喜という二人の選手が京都からの期限付き移籍中のため、契約上の問題で出場できず。ここまでチームで奪った5得点のうち4つのゴールに関与した二人が不在となることは大きな痛手となる。それでも、そこを理解した上で、今節に向けて準備を進めることができたのは確か。中断期間中に積み重ねてきたものをピッチの上で表現し、J1での久しぶりの勝利を手にしたい。 一方、京都は前々節の川崎フロンターレ戦で見事な今季初勝利を飾ったが、前節は横浜F・マリノスとの打ち合いに屈して敗戦。2点差を追いつく粘り強さは見せたが、後半の失点に泣き、連勝とはならなかった。それでも、開幕戦からなかなか複数得点を奪えていなかった中で、強敵を相手に二つのゴールを奪えたことは収穫。特に退場者を出した中で、あと一歩のところまで迫ったことはプラスに捉えたい。そして、手応えを得た攻撃面を今節へとつなげていきたいところだ。 今節に向けて気になるところは、最終ラインのメンバー選考がより難しくなっていること。負傷者が出てしまっていることに加え、前節の影響でアピアタウィア久も出場停止。そこでどんなメンバーを起用するかは指揮官の腕の見せどころとなるだろう。注目したいのはU-23日本代表でもプレーした川﨑颯太。チームの中心としてどうやって勝利へと牽引していくかは楽しみにしたい。 直近の直接対決の結果では京都が3連勝中だが、今回勝利を手にするのはどちらか。注目の試合は29日19時キックオフだ。