大分川上流部に「氾濫危険情報」発表 堤防の決壊などによる氾濫のおそれ
29日午前7時25分、大分県の大分川上流部に「氾濫危険情報」が発表されました。 大分地方気象台によりますと、大分県由布市にある大分川の同尻水位観測所では「氾濫危険水位」達しました。堤防の決壊などによる氾濫のおそれがあり、大分市と由布市では浸水のおそれがあります。 【写真を見る】大分川上流部に「氾濫危険情報」発表 堤防の決壊などによる氾濫のおそれ 大分県内では、多いところで1時間に80ミリの雨が降っていて、この雨は当分この状態が続く見通しです。 <大分川上流域の流域平均雨量> 27日午後11時から29日午前6時50分までの流域平均雨量 263ミリ 29日午前9時50分までの流域平均雨量の見込み 90ミリ <大分川流域の流域平均雨量> 27日午後11時から29日午前6時50分までの流域平均雨量 265ミリ 29日午前9時50分までの流域平均雨量の見込み 90ミリ 「氾濫危険情報」は、5段階の大雨警戒レベルのうち、危険度が2番目に高い「レベル4」に相当します。 「氾濫危険情報」が発表された大分市と由布市では、「浸水想定区域」など洪水によって浸水するおそれがある危険な地域に、市から「避難指示」が発表される可能性がありますので、今後の避難情報に注意するとともに、水害に厳重に警戒してください。 この情報で、水害が発生する危険性の低い場所にいる人までもが避難する必要はありませんが、危険を感じた場合には、たとえ避難指示が出ていなくても、躊躇せずに安全な場所へ避難するなどすぐに身を守る行動をとってください。 ただし、外に出て避難することがすでに危険な場合は、無理をしないで建物内にとどまり、上の方の階など少しでも安全なところに移動して身を守ってください。
大分放送