「復興支援防犯協会」を名乗る人物に3200万円だまし取られる 秋田市
秋田東警察署は、秋田市に住む80代の女性が「福島県復興支援防災協会」を名乗る人物から4回にわたり3200万円をだまし取られていたことを明らかにしました。 2024年6月中旬、秋田市に住む80代の女性の固定電話に「福島県復興支援防犯協会」を名乗る人物から電話があり、「あなたの名前が復興支援者として登録されている。復興支援を断るのであれば、あなたの代わりになる人を探す必要がある」と伝えられました。 その後、同じ人物から「代わりの人が見つかった。こちらの指示があるまで相手に勝手に連絡したり、自分の登録番号を話したりしないで下さい」と言われたものの、この人物から電話番号を伝えられたため、被害者は電話番号に電話して登録番号を話しました。 すると、同じ福島県復興支援防犯協会の別な人物から電話があり、「相手が不正送金をしたため逮捕された。あなたも登録番号を教えたから同罪である。逮捕されたくなければ、補償金を支払ってもらい我々に預けてもらう必要がある」などと言われ、6月中旬から8月下旬にかけ、秋田市内のスーパーマーケットや公共交通機関の敷地内で、福島県復興支援防犯協会の担当者を名乗る女性に4回にわたり、現金合計3200万円を手渡し、だまし取られたということです。 秋田東警察署は「防犯協会などを名乗って相手を信用させた上で、刑事事件などに関する補償金を支払わせるのは特殊詐欺の手口。不審な電話を受けた時は一人で判断せず、家族、知人、警察に相談してほしい」と呼び掛けています。
IBC岩手放送