「ナースのお仕事」のおかげで病院に行ってもよくしてもらえる――観月ありさが振り返る30年
現在45歳。デビュー30周年を記念したアルバム『Ali30』のリリースに向けて、先行公開された新曲『サジタリウス』のMVも話題だ。観月ありさと共演しているのは、なんと14歳の観月ありさ。ディープフェイクという技術を使って、別の女性の全身映像に観月の若い頃の顔を合成し、そっくりな少女を作り出している。それはまさに、伝説の少女の再来だ。 ストーリー性の高い内容、過去の自分との共演というアイデアは、観月本人から生まれたものだ。 「いやぁ、あれは面白かったです。立体的に動くのがすごいですよね。今の最新技術と、ノスタルジックさを兼ね備えたMVにしたいと思って」
今後はドラマや映画のプロデュースを手掛けてみたい、と展望を語る。長年ドラマ界のトップを走り続けた観月は、今後の自身についてどう考えているのだろうか。 「その時代、その瞬間の感覚で、ルールに縛られずにやっていくことが一番面白いのかな。意外と成り行きに身を任せるようなところがあって。流れたら、すごくいい具合にたどり着いていることがある。40代になって感情のコントロールがうまくなり、今はとても安定はしていますけど……だからって冒険心は失いたくないですね。30周年を迎えて過去を振り返ってみると、音楽もお芝居も、まだまだ貪欲に前に進んでいこうという気持ちになります。支えてくれるすべての方々に感謝をしながら……」
観月ありさ(みづき・ありさ) 1976年、東京生まれ。モデル・歌手・俳優。幼少時から、モデルとしてキャリアをスタート。1991年に『伝説の少女』で歌手デビュー、ドラマ「もう誰も愛さない」で俳優デビュー。以後、多数のドラマ、映画に出演。「ナースのお仕事」「鬼嫁日記」など、数々のヒットドラマに主演し、連続ドラマ主演記録を伸ばし続けている。今月、アーティスト活動30周年を記念し、約11年ぶりのオリジナルフルアルバム『Alisa Mizuki 30th Anniversary ALBUM “Ali30”』を発売。 衣装協力: AOIWANAKA グロッセ(グロッセ・ジャパン)