カルテを作るとメニューが決まる? 東京・下北沢に「心と体に向き合う」カフェが期間限定オープン
仕事や家事に忙しい生活の中で、気づけば理由もなくイライラ、モヤモヤ...... 時にその不安定な心の状態が、体調に表れ出てしまうことも。とくに2,30代の若い世代は、何かおかしいと感じても、我慢や見て見ぬふりをする人も少なくないかもしれません。 【メニュー】料理家・長谷川あかりさん監修の限定オープンサンド そんな若者をターゲットに、サントリー食品インターナショナル(株)はセルフケアを始めるきっかけをつくることを目的とした「~悩みごとから注文するカフェ~ CAFÉ menphys」を、2024年8月30日(金)から9月1日(日)の3日間、期間限定で開催。若者に人気の街・下北沢で行われています。 体験イベントに取材としてお邪魔してきました。その模様と、menphysプロジェクト企画担当・佐藤和夢さんにイベントやプロジェクトについてお聞きした内容をお届けします。
オープンサンドを食べながら「隠れた悩み」を知るきっかけに
カフェの特徴は、料理の注文方法。通常のメニューではなく「カルテシート」を渡され、来店者は自身の心身の不調や悩みをカルテシートから選択。すると、それらの緩和に役立つ栄養成分を含む食材を使用したオリジナルオープンサンドが提供されます。 案内された席に着くと早速カルテシートが渡され、6つの不調からいま抱える悩みに近いものを2つ選ぶことができます。
選んだのは、イライラしたり、落ち込んだり、女性特有のこころとからだの不調の「MOOD」と、寝付けない、眠りが浅いなどの睡眠にまつわる悩みの「SLEEP」。 自分は何に悩んでいるのかな... カルテシートとにらめっこしながら、じっくり心と体を見つめてみると、普段さほど意識せず蔑ろにしていた「モヤモヤ」に気づくことができました。 そしてシートをスタッフさんに渡すと、メニューの書かれた2枚のカードが手元に。好みや気分に合った方のオープンサンドを選んで注文をします。
「MOOD:豆腐ディップとスモークサーモンのオープンサンド」か「SLEEP:のり塩バターゆで鶏のオープンサンド」の2択。少し迷ったのですが、豆腐ディップに惹かれて前者にしました。 豆腐に含まれたイソフラボンは、女性ホルモンの「エストロゲン」に似た働きをし、精神の安定効果が期待されるのだそう。 食べてみると程よくニンニクの風味が効いた滑らかな豆腐ディップに、塩味のあるスモークサーモンが食欲をそそるお味。飽きることなくペロッと食べられました。 メニューは料理家で管理栄養士の長谷川あかりさんが監修。SNSでも人気で、長谷川さんの紹介しているレシピを真似たことのある人も多いのではないでしょうか。 先ほどもらったカードには、頼んだメニューのレシピが書かれています。 「レシピは全て、お近くのスーパーで入手しやすい食材を使って考案しているので、イベント後も、自宅で作って食べ続けることで、お悩み改善の一助になれたら嬉しいです」と長谷川さんはコメント。 自分の悩みに適したレシピを、また再現できるのは嬉しいポイントですね。