【ラストゲーム】江越大賀氏「幸せな時間」矢野監督と新庄監督の教え胸に阪神アカデミーコーチへ
<ザ・ラストゲーム:EAST HOPES5-5WEST DREAMS>◇24日◇バンテリンドーム 今季限りで現役を引退した元阪神、日本ハムの江越大賀氏(31)が、持ち前の快足でファンを魅了した。 WEST DREAMSの「2番中堅」でスタメン出場。5打数ノーヒットに終わったが、6回1死一塁から併殺崩れで出塁すると、続く元阪神、西武の陽川が放った右中間への打球で一気に生還した。「すごく楽しかったです。ピッチャーの人が結構すごくて(元DeNA井納が143キロ)、ちょっと(間隔が)空いてたので…」と、バットでの苦戦に苦笑いを見せた。 ユニホームを着ない日々に「引退」を実感。「最初は結構落ち着かなくて、ちょっと走ったりしてた。それもやめました。今は週1でジムに行ったり」と、体形維持に努めている。家族との時間も多くなり「2年間、単身で北海道に行っていたので、子どもたちとの時間が増えて楽しいです」と頬が緩んだ。 阪神で8年、日本ハムで2年プレーした。「本当にあっという間で、今振り返ると幸せな時間だった。満員の甲子園やエスコンでプレーできて幸せでした」と充実の表情で語った。来季からは阪神のアカデミーコーチに就任する。「阪神の最後も矢野監督で、それから新庄監督。おふたりとも野球を楽しめ(新庄監督は『愉しめ』)、と言われてたので。子どもたちにもその気持ちを持ってプレーしてもらえるように、まずは自分が楽しんでやっていけたら」と、野球界に尽力する。