ロックシーン狂乱 奈良出身THE ORAL CIGARETTES再始動
早くみんなの前で歌いたい 休んだ分攻めのライブを
──ライブでも聴きたいですね! ライブといえば、現在休止中。ファンのみなさん、心配されていると思います。喉はもう大丈夫ですか? 山中:はい! もう元気です。ポリープを取ってクリアな声が出るようになりました。早くみんなの前で歌いたいです。
──どんな状況だったのですか? 山中:昨年の11月あたりに歌いにくいなって思って、バンド仲間に紹介してもらった病院で診てもらったらポリープが見つかって、ショックで。担当医は「今無理せずに休めば治るかもしれない」と。でも「かもしれない」やし、まだロックシーンの一部にオーラルがいるという「シーン対お客さん」の感じで「オーラル対お客さん」ではなかったので、ちゃんとお客さんとの信頼感が作れるまで頑張ろうと。 そうして続けていると歌いにくいのに慣れてはくるし、メンバーも重く受け止めてなくて。でも4月のSiMのツアーの函館公演で声が出なくなって、それでバンドとして初めてやっぱりポリープって怖いんだと向き合いましった。 それでもまだお客さんとの関係に納得いってなかったし、なんばHatchでの(上京して1周年記念で行った)メモリアルライブも控えていて、ここで休むわけにはいかないと。そのメモリアル公演で今までよりお客さんとの信頼感を感じられて、その後のワンマンツアーで確信に変わりました。地方でたくさんお客さんが待ってくれていたり、7月のZepp DiverCityでまた声が出なくなったときの僕らに対しての姿勢を見て、ああこれは完全に僕らを好きでいてくれる、ライブ活動を一時休止しても待っていてくれるお客さんだなと感じて、これなら大丈夫だから夏フェスを全部やりきって休もうと。夏フェスで「カンタンナコト」って曲を伝えたかったので。 ──12月からライブ再開。関西でもRADIO CRAZYやツーマンライブとライブが続きます。 山中:はい! 休んでた分、アグレッシブにいこうと。攻めの姿勢のオーラル、レベルアップしたオーラルを見てほしい。ツーマン相手をつぶす勢いで。簡単には超えられないような対バン相手しか呼んでいないので武者修行です。 鈴木:拓也の声の復活っていうのもあるけど、休んでいた間に残り3人もそれぞれが磨いているので、お客さんの前で披露できたらなと。楽しみにしてください。