「磯釣りはほとんどの方がライフジャケットを着けているがアユ釣りは…」水深の錯覚、川底の変化、流される要因は様々 水難事故を防ぐには
■仁淀川漁協 岡崎裕也 理事 「増水することによって川底の石が動くということは、頭の中に入れておかないといけない。浅いところが深くなったり、深いところが浅くなったり、流れが右岸のほうに押し当ててたのが左岸に押し当てたり、流れの変化は増水するごとに変わるということを頭に入れておいていただきたい」 それでも、万が一流されてしまった際には落ち着いて行動することが重要だといいます。 ■仁淀川漁協 岡崎裕也 理事 「アユを入れるために必ず浮くようになっている」 「これに泳いだときに足が絡む、ロープに足を取られて全く身動きとれない泳げない状態になる。これもトラブルの原因」 「パニックになったら何をしていいかわからなくなるということがある、それが一番怖い。『焦らない』、『パニックにならない』ということが重要だと思います」 次に、アユ釣りを安全に楽しむためのライフジャケットについて、高知市の釣具店に聞きました。 川に入るため、体が浮いてしまったり、道具を取り出しにくくなったりと、海での釣りに比べて、アユ釣りでの着用率は低いということです。 ■フィッシングハヤシ 中平健正さん 「磯釣りの場合はライフジャケットを着用するのが普通という世界、ほとんど全ての方がライフジャケットを着けてます。ところがアユの場合は炎天下ということと、水の中に入って釣ることが多いので救命具という概念が本当にない」 こうした中、釣り具メーカーは数年前からいろいろなタイプのアユ釣り向けライフジャケットを販売していて、例えばこちらは非常にコンパクトなのが特徴です。 ■フィッシングハヤシ 中平建正さん 「緊急時にこのコードを引っ張ると浮力体が出るので、それに抱きつくような形」 「かさばりませんし、個人的にはこれを一番気に入って3年ぐらい前から使っています」 他にも、首に巻くタイプやベストの下に着るタイプもあるということです。 自身の命を守るために、ぜひ、ライフジャケットの着用を検討してください。
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