787-10、大韓航空も初導入 737MAX、受注回復=ボーイング7月実績
ボーイングの2024年7月の引き渡しは、前年同月並みの43機だった。受注は20機増の72機で、7月にファンボロー航空ショーが開催されたことにより、主力小型機の737 MAXが受注を大きく回復した。競合のエアバスは7月に77機(前年同月65機)を引き渡し、59機(同60機)を受注した。 【写真】大韓航空787-10初号機のビジネスクラス 引き渡しの内訳は737が32機(前年同月33機)、767が4機(3機)、777が1機(3機)、787が6機(4機)だった。 787は超長胴型の787-10が4機、長胴型の787-9が2機で、標準型の787-8はゼロだった。787-10は大韓航空(KAL/KE)に同社向け初号機(登録記号HL8515)を引き渡したほか、ブリティッシュ・エアウェイズ(BAW/BA)と台湾のエバー航空(EVA/BR)、航空機リース会社エアリース・コーポレーション(ALC)に1機ずつ納入した。787-9のうち1機は全日本空輸(ANA/NH)が受領した。 受注は737が57機(前年同月12機)、767がゼロ(ゼロ)、777が5機(1機)、787が10機(39機)だった。787は10機すべてが787-9で、いずれも日本航空(JAL/JL、9201)から受注。このうち7機のエンジンはGEエアロスペース製GEnx-1Bを選定し、残りの3機は未定となっている。
Yusuke KOHASE