<渡邊雄太選手>NBAでの6年間を振り返る 八村塁選手へのエール&富永啓生選手ら日本代表メンバーとの交流も
――日本代表でチームメートの富永啓生選手は、渡邊選手から見てどのような選手でしょうか?
シュート力に関しては、すでにNBAの中でも上位クラスにいると思います。それぐらい彼のシュートはよく入ります。今シーズン、ネブラスカ大で彼の持っているものがより開花したと思っています。バスケットって結局いろいろ言われますけど、シュートが入る人はかなりチームから欲しがられます。そういった意味では、NBAでやっていけるものは持っていると思います。僕の時もそうでしたが、周囲からいろいろな意見が出てきます。僕は自分自身を信じてやってきた結果の6年なので、彼もあまり周りの声を気にせず頑張ってほしいです。日本に帰国するのを発表した後に彼とは連絡をとって、「お疲れ様でした」と言われましたけど、僕からは、まずNBAのベンチに入って僕の6年間なんて軽く超えてくれ、と伝えました。チームメートとしても、友人としても、そしてNBAで多少なりともやってきた先輩としても、彼のことをすごく応援しているので、僕はあまりいろいろ言わずに彼がやっていることを信じて黙って応援していこうと思います。
――SNSで、来季は日本でプレーすることを発表されました。その後に日本代表のメンバーから連絡がありましたか?
何人かから連絡をもらいました。(富樫)勇樹とはそのずっと前に言っていたので、改めて連絡をもらいました。あと、河村(勇輝)からも連絡をもらいました。彼はすごく真面目と言うか、すごく良い性格をしていて、本当に良い子です。「自分なんかが雄太さんのことをすべて知っているかのように連絡するのはおこがましいかと思ったのですが」みたいな感じで始まったので、そんなこと気にせず、去年あれだけ一緒に頑張った仲なんだからという感じで返しました。それで、「NBAでの6年間すごかったです、お疲れ様でした」と言ってもらえてうれしかったですね。昨年に日本代表でプレーして、本当にすごく楽しかったので、またこの夏にあのメンバーたちと一緒にプレーできると考えたら、それだけで今からワクワクします。