三笘所属のブライトンがMFブラヤン・グルダ獲得へ ドイツの至宝と呼ばれる20歳のレフティー
昨季一気にブレイク
マインツのMFブラヤン・グルダの移籍をめぐってマインツとブライトンが協議を重ねているようだ。ドイツ紙『Bild』が伝えている。 マインツの下部組織出身で現在20歳のグルダは、2023年1月に同クラブでプロデビューを果たすと、プロ入り2年目となった昨シーズンは公式戦30試合に出場して4ゴール1アシストを記録し、一気に主力選手としての地位を確立した。左利きで主に右サイドで起用されることが多く、その創造性豊かなプレイスタイルについてはドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督も「チームにたくさんの選択肢をもたらすことができる研ぎ澄まされた左足の持ち主」と称賛を惜しまない。 バイエルン・ミュンヘンやレヴァークーゼンなどドイツ国内の強豪クラブもグルダに関心を示していたが、日本代表MF三笘薫も所属するブライトンがより積極的に獲得に向けて動き出したようだ。 『Bild』によると、ブライトンは3000万ユーロ(約48億円)を移籍金としてマインツに提示。3500万ユーロ(約56億円)を交渉開始のラインに設定しているマインツの希望額には届いていないものの、その差を埋めるべく数週間前から両者は話し合いを継続しているという。 当初グルダは、2026年6月末までマインツとの契約が残っていることもあって、試合経験を積むために少なくともあと1シーズンはマインツに留まるものと見られていた。しかし、今シーズンからブライトンの指揮を執ることになったファビアン・ヒュルツェラー監督はドイツ出身でグルダの才能を高く評価しているため、ブライトン加入後も一定の出場機会は得られるだろうと『Bild』は分析している。 MFジャマル・ムシアラ(バイエルン)、MFフロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン)と並ぶドイツの至宝とも呼ばれているグルダは、果たしてプレミアリーグにチャレンジすることになるのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部