囲碁・井山が十段奪還、三冠に 七大タイトル60期
囲碁の第62期十段戦5番勝負の第5局は30日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、挑戦者の井山裕太二冠(34)が208手で芝野虎丸十段(24)に白番中押し勝ちし、対戦成績3勝2敗で十段を奪還、王座、碁聖と合わせ三冠とし、自身の持つ七大タイトル最多獲得記録を60期に伸ばした。 井山十段は2002年にプロ入りし、09年10月、名人を奪取し七大タイトルを初獲得。それから14年半で60の大台に乗せた。井山十段は「一つ一つ積み重ねてこられてよかった」と喜びを語った。七大タイトルの獲得数2位は趙治勲名誉名人(67)の42。 井山十段の十段位は6期ぶり6度目。