明石家さんま（左）と木村拓哉

　1月1日、明石家さんまと元「SMAP」の木村拓哉の正月特番『さんタク』（フジテレビ系）が放送された。2003年から毎年正月に放送される同番組は、23回めを迎えた。 【写真あり】木村拓哉 “歌舞伎町に出没” で見せた「薬指の指輪」 　今回は、さんまと木村が石川県の能登を訪れるロケがメイン企画だった。 「2024年1月1日の放送中に地震が起きたこともあり、2人が復興、復旧に向けて取り組む被災地の人々を手伝う内容でした。地元の農家や漁港を訪れ、真剣に作業を手伝う木村さんと明るいトークで場を盛り上げるさんまさんで、うまくバランスが取れていた印象です。地元の食材で料理を作り、炊き出しをおこない、被災地の人に一人一人、声をかけていました」（芸能記者） 　被災地への支援活動はSMAPメンバーもおこなってきている。なかでも有名だったのは、中居正広だろう。 　2011年の東日本大震災発生の際、炊き出しのために被災地を訪れただけでなく、能登半島地震でも稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の「新しい地図」と日本財団が立ち上げた基金に3000万円を寄付したことでも知られる。 　そんな中居を彷彿とさせる、さんまと木村の炊き出し姿に関して、Xでは《炊き出しで能登の老若男女の人々が本当に喜んでいる姿を見て感動》《本当にスターだなと実感した》と、称賛する声が聞こえてくる。 　番組では、2024年10月におこなわれた木村のソロライブにさんまがサプライズ出演し、会場でトークを披露した際の様子も放送され、ここでもSMAPを思い起こす内容があった。 「過去に、さんまさんがSMAPのライブに参加した際、自分の写真が入ったうちわを持ってきたエピソードを披露しました。その理由について、さんまさんは『木村を持つのは恥ずかしいし、草彅は違うし、中居はもっと変やろ？』と、元SMAPメンバーの中居さんと草彅さんの名前を出したのです。木村さんは、中居さんの名前を聞いて笑顔を見せていました」（前出・芸能記者） 　木村の前で “SMAPトーク” が出たことに、Xでは《2025年元旦に中居正広で大爆笑する木村拓哉が観れて大感涙》《このくだり放送してくれると思わなんだ》と、感激するファンの声も多かった。 　こうした反応が見受けられる背景に関して、前出の芸能記者が説明する。 「10月のライブ開催当時、さんまさんが中居さんの名前を出したことはファンのあいだで話題になり、SNSでも拡散されました。ただ、『さんタク』の放送でカットされてしまうことを心配する人もいました。 　特に今回は、フジテレビも声明を出した中居さんの『9000万円女性トラブル』の行方が注目を集めているなかでの放送だったので、ファンたちの心配はより強いものだったでしょう」 　2024年12月に「NEWSポストセブン」と「文春オンライン」に報じられた中居の女性トラブル。フジテレビ社員が関わる会食をきっかけに、多額の解決金が発生したという衝撃的な内容だったが、フジテレビはホームページ上で「当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません」と否定。会の存在自体も認識しておらず、当日に突然欠席した事実もないとしている。 「ただでさえ、2016年末のSMAP解散騒動の際、木村さんと中居さんには “不仲説” が取りざたされていました。中居さんは2020年3月まで旧ジャニーズ事務所に所属していたものの、木村さんと共演することはなく、バラエティ番組などでお互いの名前を出さない状況が続きました。そうした経緯もあってか、2人と共演するタレントもSMAPに関する話題を出すことは少なかった印象です。 　今回、さんまさんが話題を出したことは、中居さんのトラブル以前に、まずSMAP解散後において、大きな前進だったんです。今後、SMAPネタがテレビ番組でも “全面解禁” になる可能性もあったはず。 　ただ、中居さんのトラブルが世間を大きく騒がせているため、解散に関係なく、当面は彼の名前は出しにくい状況になるかもしれません。もう少し、さんまさんの言及が早ければ……という感もありますね」（前出・芸能記者） 　いつか、木村が “オリジナルスマイル” で中居の話をする日は来るか──。