こいのぼり100匹、大空に 和歌山・九度山で川渡し
戦国武将真田昌幸・幸村父子ゆかりの地として知られる和歌山県九度山町で14日、毎春恒例の「こいのぼりの丹生川渡し」が始まった。色鮮やかな大小約100匹のこいのぼりが2列に並び、春風を受けて川面の大空を悠然と泳いだ。 町内を流れる丹生川が紀の川と合流する河川敷に、町商工会青年部員ら約20人が集合。川幅約110メートルの両岸に設置した支柱にワイヤロープを渡し、川の中まで入ってこいのぼりを等間隔に取り付け、ウインチで巻き上げ固定した。 丹生川渡しは町おこしを目的に1985年に始まった。