ハルミフラッグ近くに無断でキーボックス設置、容疑の不動産会社社長を書類送検…「内覧客のため」
東京五輪・パラリンピックの選手村跡地の大規模マンション街「HARUMI FLAG(ハルミフラッグ)」(東京都中央区晴海)付近の鉄柵に無断でキーボックスを設置したとして、警視庁月島署は27日、不動産会社社長の男(52)(港区)を軽犯罪法違反(業務妨害)容疑で東京地検に書類送検した。 【写真】最高倍率266倍のハルミフラッグ
同社はハルミフラッグの物件を所有。取引先の不動産仲介会社にキーボックスの解錠番号を伝えて、内覧時に鍵を取り出させていた。
発表によると、男は6月~7月、中央区晴海の歩道上に設置されていた鉄柵にキーボックス1個を無断で取り付け、鉄柵を管理する都に撤去作業を行わせるなどして業務を妨害した疑い。
調べに、男は「内覧客をスムーズに案内するためだった」と容疑を認めている。
ハルミフラッグは物件価格が相場より割安で、購入希望者が殺到。当時、周辺の鉄柵には大量のキーボックスが設置され、近隣住民からの通報が相次いだ。同署は複数の不動産会社が内覧用に設置したとみている。