マイクロソフト、Teamsに同時通訳機能追加へ…日本語など9言語対応
【ニューヨーク=小林泰裕】米IT大手マイクロソフト(MS)は19日、オンライン会議アプリ「Teams(チームズ)」にAI(人工知能)による同時通訳機能を追加すると発表した。日本語など9言語に対応し、2025年初めから試験提供を開始する。
発表によると、チームズでの会議中、AIによって自分の音声がリアルタイムで英語などに変換される。日本語のほか、スペイン語や中国語、韓国語などに対応する。通訳を雇わなくても、国際的な会議やミーティングを行えるようになるとしている。
ただ、AIで翻訳された音声を自分自身の声色に似せることもできるため、実際の音声と誤認される可能性もある。生成AIで作成した巧妙な偽動画「ディープフェイク」や詐欺などに悪用される恐れもあり、米メディアからは安全対策などを強化する必要があるとの指摘が出ている。