3戦連発23号の大谷翔平は「球界で最も好調な打者」MLB公式が称賛 先制弾のラックスにも「励みになる結果」と賛辞
勝利を呼び込んだ2人のバッティングに賛辞が贈られている。 現地時間6月22日(日本時間23日)、ドジャースは本拠地でエンゼルスと対戦、7-2で勝利し、前日の敗戦の借りを返した。これで今回の交流戦2連戦は1勝1敗という結果に終わっている。 【動画】またも確信弾 大谷翔平の衝撃23号アーチを見よ 初戦は延長タイブレークまでもつれ込んだ競り合いを落としたドジャースだったが、この日は前半での1発攻勢で早々に試合の主導権を握った。3回裏、このイニングの先頭打者である8番ギャビン・ラックスがエンゼルス先発ザック・プリーサックからライトスタンドへのソロホームランを放ち先制。さらに、9番キャバン・ビジオがセーフティバントで出塁すると、無死1塁で打席に立った大谷翔平にも3試合連続となる23号本塁打が飛び出した。真ん中に入ったスライダーを完璧にとらえ、ライトスタンドに運んだ。 その後も5回までに7点を挙げたドジャースが試合を制しており、大谷は古巣との対戦2試合で2本のアーチを記録することとなった。 前日に続き、大谷はこの日の本塁打も飛距離などが話題となる中で、メジャー公式サイト『MLB.com』では、もう一人、先制本塁打のラックスの活躍もフォーカスしている。 試合終了直後、同メディアは、大谷、ラックスのここまでのシーズンを振り返っており、「リーグの最優秀選手に2度選出されたオオタニは、ドジャース移籍初年度に初のナ・リーグMVPを獲得する有力候補の一人としての地位を確立した。一方、ラックスは、膝の大怪我で2023年シーズンを棒に振る前の姿を取り戻そうと、この1年を過ごしてきた」と両者の歩みを辿っている。 また大谷の連日の一発には、「金曜日の古巣との初戦で455フィートのホームランを放ったオオタニの土曜日のアンコールはさらに印象的だった。スタットキャストによると、この打球は459フィートの飛距離をたどり、打球速度は時速115.5マイルだった」と指摘。日本人スラッガーの長打力を評しながら、「月曜日に先頭打者に変わって以来、オオタニは野球界で最も好調な打者となった」などとその活躍ぶりを強調している。 一方で、貴重な先制アーチのラックスについても、「オオタニの本塁打のようにスタッツキャストを賑わすものではなかったが、土曜日は26歳にとって本当に励みになる結果となった」と綴っており、「彼は、5回に左中間へ放った適時打のように、逆方向への打球にも取り組んでいる」として、この日の2安打目にも言及している。 大谷のド派手な本塁打とともに下位打線を担うラックスの本塁打も、この試合でチームに勢いをもたらしたことは間違いない。負傷離脱が続いているドジャースだがバイプレーヤーも頼もしい存在を放ち、スター選手に劣らない貢献度で躍進を支えている。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]