「共同親権」法改正で親子は本当に会えるようになるのか?両親の離婚を経験した“子ども当事者”が思いを語る、「片親に会えず、理解にひどく苦しんだ」
“こども当事者”の想いを聞いた上で、「共同親権」法改正について考える場となった『こども当事者の想いを聞く会』。 参加者からは、「子ども心にも、親の離婚で片親に会えなくなってしまうことのおかしさ、それに対するやり場のない怒りや苦しみを抱えていることが分かった」、「大人や社会がもっと子どもの声を聞き、寄り添うことが大切」など感想が寄せられ、なかには「自分も離婚して3ヶ月に1度しか子どもに会えないが、子どもの立場ではどんな想いを抱えているのかを知ることができて参考になった」など、自身の状況と照らし合わせる参加者の姿もあった。 今後の展望について、「『こども当事者の想いを聞く会』が不必要になることが理想」と語った吉崎さん。また、各地域での『こども当事者の想いを聞く会』の定期開催を目標に掲げながら、「究極的には、両親の別居や離婚を経験したこども当事者すべてが、本人の想いと同程度に一緒に暮らさない親から療育を受けられるといいなと思います」と述べました。