高速安定性が卓越したドライバーズカー「メルセデス・ベンツ Vクラス」【最新ミニバン 車種別解説 MERCEDES-BENZ V-CLASS】
インストルメントパネル
日本のミニバンにはあまりないディーゼル車というのもVクラスの魅力だろう。「アバンギャルドロング」で2420kgと車両重量は軽くはないものの、1600rpmで380Nmの最大トルクを発生するから、発進時から実に頼もしく、高速域でもそれは続く。燃費も良く、WLTC高速モードで走れれば1タンクで1000kmに届くほど。ディーゼルはモードと実燃費の乖離が少ないので条件が良ければ実現するだろう。
居住性
低/中速域の乗り心地は、やや硬めで、背高なミニバンでは高速域の安定感とトレードオフが小さくはないと言えるが、ゴツゴツと不快な突き上げ感があるほどではなく、往年のドイツ車らしい雰囲気。凹凸の多い路面では接地感が濃厚で安心感が高い。特に、大きなギャップを通過してもボディが伸び上がるようなことがないのが優秀だ。
うれしい装備
月間販売台数 NO DATA 現行型発表 15年10月(新グレード追加 22年7月) WLTCモード燃費 13.2 km/l※「V 220 d AVANTGARDE」
ラゲッジルーム
「プラチナスイート」や「ブラックスイート」などラグジュアリーでショーファーとしても魅力的だが、ステアリングを握るともっと価値を感じられるVクラス。ミニバン随一のドライバーズカーでもあるのだ。 ※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.155「2024最新ミニバンのすべて」の再構成です。 http://motorfan-newmodel.com/integration/155/
MotorFan編集部