『今夜も生でさだまさし』さださんの言葉で、大相撲所沢場所へ。四股を踏んだ振動がお尻に伝わる。力士の放つ前向きオーラで沈んだ気持ちが急上昇!
◆「春巡業 大相撲所沢場所」当日券を目当てに さださんの「とりあえず、明日まで生きてみよう」という言葉に元気が出てきて、27日の午前9時から5年ぶりに開催される「春巡業 大相撲所沢場所」に当日券を買えるかわからないが、行ってみようと決めて眠ったら、寝坊してしまった。 所沢場所は午後3時までだ。公開稽古、序二段の取組などには間に合わないが、初切(しょっきり)や中入りからは見られる。会場の所沢市民体育館の当日券売り場に行くと、花道の横の席が空いていた。こんなチャンスは生涯ないかもしれないと思い、今後の節約生活を覚悟して12,500円の贅沢な一人マス席を購入。力士の絵柄のある座布団をもらえた。ビニール袋に圧縮してある座布団を抱えて、脚力の衰えを忘れて見学を開始した。後日、同体育館に電話して聞いたら、入場者は5,800人とのことだった。 外に出ると、できたての食べ物を提供する売店が並んでいた。どこも観客の長蛇の列で、その中に竜電が一人で並んでいるのを発見。幕内力士の特権として届けてもらうとかできないのだろうか?その庶民性に感激し、私は持参したスケッチブックにサインをしてもらった。
◆マス席の臨場感 体育館に戻り、1階のアリーナは土足厳禁とネットにあったので、持参した携帯スリッパに履き替えた。休憩時間なので土俵を確認。土俵が動かないようにどう作るのか?と思ったが、質問できる呼出さんがいず、その技術に勝手に感動した。 マス席といっても囲いがあるわけではなく、床に敷いたシートに囲いのテープが張ってある。私の横の花道も色がついているだけ。それが動きやすくて良かった。 花道の後方で四股を踏んだ力士がいて、その振動がお尻に伝わった。この臨場感がたまらない。力士は響くと思ったのか、四股は一回で終わってしまった。 観客の皆さんの頭を超えて見る土俵は遠く、取組の迫力はあきらめて、花道を往復する力士と出番を待つ力士に集中することにした。 花道の向こう側には柵があり、出番を待つ力士が仲良く話をしたり、体を動かしたりしている。本場所のような凄みのある緊張感はない。