ご近所のママ友にパートに出ると話したら「え! 働くの!?」とビックリされました。「持ち家・子ども2人・車2台」で同じ状況ですが、専業主婦できるなんて、よっぽど高年収なんでしょうか…?
必要な年収はいくら?
最後に、月々の生活費の上に前記3つの費用が加わっても生活できる年収を計算してみましょう。 総務省統計局による家計調査によると、2人以上の世帯における消費支出の平均額は、約29万円となっています。年間にすると約29万円×12ヶ月=約348万円なので、これに約104万円をプラスすると約452万円になります。年収に対する手取りの割合を75%とした場合、年収は約600万円となります。
まとめ
持ち家4000万円、子ども2人、車2台の生活を片働きで維持するためには、最低でも年収600万円必要なようです。ただ、本記事の計算は収支ギリギリの年収です。教育費以外の貯金はできない点に注意しましょう。貯金したうえで家族旅行なども楽しみたい場合には、あと数百万円は必要でしょう。 「え! 働くの!? 」とビックリされるほどであれば、このママ友の家庭の年収は優に1000万円は超えているのかもしれませんね。 出典 住宅金融支援機構 住宅ローン:長期固定金利住宅ローン【フラット35】 株式会社日本政策金融公庫 令和3年度「教育費負担の実態調査結果」 総務省 自動車税・軽自動車税種別割 東京都主税局 自動車税種別割 総務省統計局 家計調査報告 ―月・四半期・年― 執筆者:佐々木咲 2級FP技能士
ファイナンシャルフィールド編集部