なんじゃこれ!? 女子ツアーの会場で真っ黒なクラブセッティングを発見! いったい誰のクラブ?
女子ツアーの会場でソールに何も書かれていない真っ黒なクラブに遭遇。一体誰のクラブなのか? どんな性能のクラブが入っているのかを気になって調査してみた。 黒ヘッドは1WもFWも顔がシャープで構えやすい! すご過ぎるFWの打痕もチェック【写真】 先に答えを言ってしまうと、このセッティングは本間ゴルフ契約の林菜乃子のもの。ドライバーは飛ばし屋の葭葉ルミも使用する『T//WORLD TW767 プロト』を使用している。どういう性能のヘッドなのか? 本間ゴルフのツアー担当に聞いてみた。 「『ヘッドが小ぶりで顔が良くて構えやすい』ということで、気に入ってすぐに使ってくれました。ボール初速が非常に速いのが特徴です。強弾道になるように開発しています。球離れが非常に速く、強い球が出ます。ドライバーで飛距離が伸びたので、林プロはすぐにクラブを替えてくれましたね」 話を聞くと、林はドライバーの飛距離で5ヤードほどアップしたそうだ。元々プロが好んで使えるモデルを先行開発で作り、それを市販モデルに落とし込む目的で、このプロトタイプが作れられたという。 フェアウェイウッドやユーティリティに関しても林は試打で好感触を得て、すぐに投入した。 「『顔が良くて球が上がりやすい』ということで気に入ってくれました。操作性も高くてこちらもボール初速が高いのが特徴です。こちらも飛距離が一番の売りですね」 黒いヘッドの正体は、先日リリースされた本間ゴルフの『T//WORLD』シリーズ(11月29日発売予定)のプロトタイプ。ドライバーは、【10K+++】をキャッチコピーとし、寛容性の高さはもちろんのこと、飛びに優れたモデルが開発された。「10Kはもはや常識。飛び、顔、打感で差をつけろ」をコンセプトに、非常に高いボール初速を実現。この市販モデルとプロトタイプは若干細部が異なるという。 林が飛距離アップしてすぐに投入したというプロトタイプ。すぐに使ってみたいものだが、どうやら私たちアマチュアは11月の新モデル発売まで待つのが賢明のようだ。 【林菜乃子のクラブセッティング】 1W:T//WORLD TW767 プロト ST(スピーダーエボリューションV 569) 4・7W:T//WORLD TW767 プロト(16.5・21度/スピーダーNX) 4・5・6U:T//WORLD TW767 プロト(22・25・28度/ラウネh65 S) 7I~PW:T//WORLD TW757 Vx(N.S.PRO 850GH R) 48度:TW-W 54・58度:ボーケイ SM10(N.S.PRO 850GH R) PT:ピン PLDミルド DS72パター ◇ ◇ ◇ 初優勝が待たれる政田夢乃。ショットメーカーである彼女のセッティングにさまざまなこだわりがある。関連記事【初優勝が近い!? 政田夢乃の最新セッティングを激写 「左に行かないクラブが絶対いい」】を読めば、その秘密がわかる。