「卵」価格への影響は…鳥インフル最も早い発生で「防疫対策会議」
長崎放送
2023年、鳥インフルエンザが猛威をふるった影響で、東京の「卵」の卸売価格は1パック350円まで上がりました。卵の価格は2024年に入り、一旦下落しましたが、例年よりも早く各地で鳥インフルエンザの事例が報告されており、今後の影響が懸念されています。こうした中、長崎県は12日シーズン2回目となる「防疫対策会議」を開きました。 【写真を見る】「卵」価格への影響は…鳥インフル最も早い発生で「防疫対策会議」 会議では、長崎県農林部の原田幸勝次長が「リスクレベルがさらに1段階あがった」などと述べ、現状への危機感を示しました。 高病原性鳥インフルエンザウイルスを巡っては、10月17日に北海道で、養鶏場では過去最も早く感染が確認されたほか、島根県の養鶏場でも感染を確認。また九州内では11月に入って、鹿児島県と福岡県で野鳥からウイルスが検出されています。 県内では今シーズンまだ感染は確認されていませんが、県は11月18日から29日にかけて県内121戸の養鶏農家に消石灰を配布して、一斉消毒を行うと発表しました。 長崎県の原田次長は「2023年度のシーズンの大流行に匹敵するペースで発生している。緊張感を持って発生防止に務める必要がある」として警戒を呼び掛けており、県は養鶏関係者に対し、異常があった場合の早期通報を呼びかけています。
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