子どもが生まれるため、軽自動車から「ミニバン」へ買い換えようか悩んでいます。ホンダの「フリード」を考えていますが維持費やコスパ的にどうでしょうか? 軽のままのほうが良いですか?
マイカーを保有する際、車の大きさや維持費負担とのバランスは無視できない問題です。もちろんグレードが上がれば快適性や燃費などが向上することもありますが、本体価格や税金などの負担は増えるケースもあります。 本記事では、今まで軽自動車に乗っていて、子どもの誕生をきっかけにミニバンの代表格でもあるホンダの「フリード」への買い替えを検討している場合、維持費はどうなるのか、コスパ的にどうなのか解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
フリードの維持費はいくらかかる?
ホンダの「フリード」といってもさまざまなグレードやタイプが存在し、それぞれ車両本体価格や燃費が異なるので、実際の維持費は選択した車や使い方などによって変化します。 例えば、車両本体価格が最も安い「フリードG」の「FF/6人乗り」の場合、車両本体価格は2024年1月時点で233万900円、燃費はモードによって1リットルあたり17キロメートルから19キロメートルとなっています。 仮に往復10キロメートルの距離があるスーパーに週3日買い物に出かける場合、1ヶ月で約120キロメートル走行する計算です。便宜上、燃費は一律1リットルあたり17キロメートルとすると、ガソリンは約7リットル消費します。 1リットルあたりのレギュラーガソリン価格は2024年1月9日時点で175.5円となっており、約1228円のガソリン代が発生します。メーカーが公表している燃費はあくまで理論値で実際はさらにガソリンを消費する可能性があり、場合によっては2000円以上の負担が発生するケースもあるかもしれません。 また、車の維持にかかる費用はガソリン代だけではありません。駐車場代や修理代、車検などの定期点検やメンテナンス代、高速道路など有料道路の通行費、自動車保険、税金なども含めて総合的に検討する必要があります。 ソニー損保の「2023年全国カーライフ実態調査」によると、フリードを含むミニバンの1ヶ月あたりの維持費平均額は1万5600円です。ただしこのデータには税金、車両本体などのローン返済、有料道路通行料は含まれていないため、例えばフルローンでフリードを購入すると維持費はさらに高額となります。