人気ヘアメイクさんに聞いた【残暑の地獄メイク悩みの回避テクニック】3選|美ST
“時短顔”に見せないミニマムコスメに注目
昨年の出産を機に、自分に手をかける時間が減りました。仕事の日は朝、5~10分でメイクをし、保育園に子供を預けてから現場に。仕事中は自分のメイクを直すこともなく、夕方、撮影が終わり次第、急いでお迎えに向かいます。そこで、自然と手をかけなくてもそれなりに見えて、お直しをしなくてもなんとかなる、まさに“コスパ&タイパメイク”を追求するようになりました。特に汗をかきやすく、湿度が高い夏は、メイク崩れをどう捉えるかがポイントに。落ちないテクニックを駆使しすぎると、メイク直しが必要になった時に時間がかかることもあります。よって、むしろ落ちることを前提にコスメを選び、メイクをするほうが、1日を乗り切れると気づきました。ただ、押さえるべきポイントを見極めることも大切。例えば、眉の毛質、まつ毛のカール、リップの色など、今回ご紹介したテクニックは、私自身が意識していることばかり。皆さんにも快適に夏を乗り切る参考になると嬉しいです。
■教えてくれたのは……ヘア・メイクアップ アーティスト 野口由佳さん ティーン誌モデルとして活躍後、現職に転身。現在まで数多くの女優、モデルのメイクを手がけ、年齢を問わず幅広くトレンドを指南。昨春に出産し、育児と仕事の両立で忙しい日々を過ごす。 2024年『美ST』9月号掲載 撮影/嶌原佑矢<UM>(人物)、Kent Chan(静物) モデル/佐藤めぐみ ヘア・メイク/野口由佳<ROI> スタイリスト/井関かおり 取材/大山真理子