父から就職祝いに「カルティエ」の腕時計をもらいました。こういったお祝いでも「税金」はかかるのでしょうか? モノなら大丈夫ですか?
贈与税を少なくする方法とは?
節税を考える場合、贈与税を減らす方法がいくつかあります。一つは、贈与される物の価値が基礎控除の110万円以下であることを確認することです。また複数の贈与を受ける場合は、可能であれば贈与のタイミングを調整し、年をまたぐことで贈与税を抑えることができるかもしれません。 さらに、贈与の対象となる財産の時価が下がったときに受け取ることも一つの方法です。価値が下がれば贈与税額も少なくなります。したがって、市場価値が変動する可能性のある贈り物については、価値が下がったときに受け取ることで税金を節約できます。
高価な贈り物を受け取るときは贈与税を意識しよう!
カルティエの腕時計のような高価な贈り物は、贈与税の対象となる可能性があります。贈与税がかかるかどうかは、その時計の価値が110万円を超えるかどうかです。超える場合は、その超えた分に対して贈与税がかかることを覚えておきましょう。 また1年間の総贈与額が110万円を超える場合も税金が発生するので、カルティエの腕時計が110万円以下であっても、他にも高価な贈り物を受け取る予定がある場合は注意が必要です。贈与税の計算は、受け取った全ての贈り物の総額に基づくため、年間の贈与総額を把握しておくことが大切です。 節税のためには、贈与される物の時価が下がったときに受け取る、または基礎控除の範囲内で受け取ることが有効です。そして、受け取るタイミングを調整することも一つの手段となり得ます。 贈与税は複雑に思えるかもしれませんが、基本を理解しておけば心配の必要はありません。高価な贈り物を受け取る幸運に恵まれたら、税金の面でも賢く対処しましょう。お祝いの時計が贈与税の対象にならないことを願いつつ、就職後の新しい生活をぜひ楽しんでください。 出典 国税庁 No.4402 贈与税がかかる場合 国税庁 No.4405 贈与税がかからない場合 国税庁 No.4408 贈与税の計算と税率(暦年課税) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部