【モアナと伝説の海2】ディズニーヒロインの隣で夢を応援する “おともだち” に注目!
数々の作品で観客を物語へと引き込む珠玉の音楽と圧巻の映像美で知られるディズニー・アニメーション・スタジオが手掛ける最新作、『モアナと伝説の海』の続編『モアナと伝説の海2』が2024年12月6日(金)に全国劇場公開される。前作は第89回アカデミー賞(R)、第74回ゴールデングローブ賞など数々の映画賞にノミネートされるなど世界的なヒットを果たした前作から8年、いよいよ公開まで3週間ほどとなったが、今回は「ディズニーヒロインとしてのモアナ」をこれまでのディズニー映画のヒロインたちの系譜から振り返ってみよう。 【関連画像】モアナ、アナ、ラプンツェル、アリエルと “おともだち” の画像を見る(全6点) 自分の夢を叶えるために勇気と自信をもって踏み出すディズニーヒロインの隣には、そんな彼女を応援する小さな “おともだち” がいる。楽しい時も辛い時も、ヒロインのそばで過ごして元気づけてくれるともだちとの絆は、ディズニー映画に欠かせない要素の1つだと言えるだろう。 それは『モアナと伝説の海2』の主人公であるモアナも例外ではなく、幼い頃から一緒にいるともだち “ぶたのプア” と仲良しだ。前作では、怖がりなプアはモアナと一緒に冒険に出ることは叶わなかったが、本作では大好きなモアナのために勇気を振り絞り、ついに一緒に航海に繰り出すことになる。 そうしたヒロインといつも一緒にいる “おともだち” の存在は、先述したように過去のディズニー映画でもたびたび見られるモチーフであり、たとえば『アナと雪の女王』(2013年)において、アナとエルサが小さなころに作り出した雪だるまの “オラフ” がそうだ。 “オラフ” は幼い頃にアナと遊んでいたエルサが魔法を使って作り出した、夏に憧れる不思議な雪だるまだ。アナは城を飛び出したエルサを探す旅の途中で、「ぎゅーって抱きしめて!」と手を広げて目をキラキラさせるオラフと再会し、それが幼い頃にエルサと遊んだ “オラフ” であることに気付いて笑みをこぼす。ちょっとおとぼけで天真爛漫なオラフは、旅の中でも明るくアナをサポートしていくが、アナのピンチには自らを犠牲にしてもいいというほど、あふれんばかりの愛情を表現した。そんなオラフとアナの絆に胸を打たれた人も多いはずだ。 『塔の上のラプンツェル』(2010年)のラプンツェルと大親友のカメレオン “パスカル” の関係も思い出してみてほしい。 18年もの間、深い森の中にある塔から一度も出たことがなく、外の世界に憧れていたラプンツェルが、夢や希望、なんでも話せる唯一の大親友──それがカメレオンの “パスカル” だ。ラプンツェルとパスカルは、塔の中で一緒にかくれんぼをしたり、掃除をしたり、絵を描いたり、どんな時も一緒に過ごしていた。ラプンツェルが初めて外の世界に出て夜空に舞い上がる不思議な灯りを見に行く冒険でも、そんな彼女の肩にはちょこんと乗ったパスカルの姿があった。外の世界の危険や困難を乗り越えていく、大の仲良しである2人の絆は必見だ。 また、『リトル・マーメイド』(1989年)でも、人間の世界に憧れる人魚のアリエルのそばには、いつも魚のともだち “フランダー” がいた。 黄色と水色の縞模様の入った魚で、ちょっぴり臆病者だけどやさしいフランダーは、人魚のプリンセス・アリエルの大親友だ。トリトン王に怒られたアリエルをかばおうとしたり、危険なサメが潜む海への探検にも一緒に行ったり、どんな時もアリエルの味方をしてくれるフランダーは、アリエルが人間の世界の物をこっそりコレクションしていることも知っている。人間の世界への憧れを歌う名曲『パート・オブ・ユア・ワールド』を歌うアリエルのそばで、音楽に乗せて彼女の夢を応援するフランダーの姿も印象的だった。 こうしたディズニープリンセスと、そのそばにいつも一緒にいる “おともだち” という視点から最新作『モアナと伝説の海2』を見てみると、前作では見ることのできなかった “おともだち” であるぶたのプアとの仲良しコンビによる冒険に、あらためて期待が高まる。そしてその冒険には、ニワトリのヘイヘイや相棒のマウイ、そして新しい仲間たちも加わり、南の島や美しい海と空をリアルに描写した、壮大なスケールの物語が繰り広げられるのだ。 11月22日(金)には前作『モアナと伝説の海』が日本テレビ系列『金曜ロードショー』で放送されることもありますます注目が集まる、ディズニーらしい至極の音楽が彩る感動のミュージカル・アドベンチャー『モアナと伝説の海2』は、いよいよ12月6日(金)より公開となる。 (C)2024 Disney. All Rights Reserved.
アニメージュプラス 編集部