【Sクライミング】野中生萌のカラフルな髪に込められた思いとは?パリ五輪切符つかんで帰国
パリ五輪(オリンピック)予選シリーズ(OQS)第2戦で2大会連続の五輪切符をつかんだスポーツクライミング女子複合の野中生萌(27)が25日、開催地のハンガリー・ブダペストから成田空港に帰国した。 【写真】カラフルな髪色の野中生萌 残り1枠をかけた争いを、2位に入って制し「笑っても泣いても、あの大会が最後。とにかく目の前に集中して『何が自分にできるだろう』と、ひたすら、それだけを考えていました。目標を達成できて、うれしい気持ちでいっぱいです」と素直な思いを明かした。 21年東京五輪は銀メダル。その景色が3年間の原動力になったといい「五輪の感動をもう1度、さらに上のメダルを目指して頑張りたいと思います」と金メダルを狙う。今後は国内を拠点に調整する意向で、大舞台に向けて仕上げていく。 今大会には金、水色、ピンクなど、さまざまな色が混じった鮮やかな髪色で臨んだ。色は美容師に委ね、テーマを尋ねると「進化をし続けながら、初心を忘れない」と返されたという。「私のクライミングとも重ねて『進化をしつつ、初心を忘れない』という気持ちで試合に臨みました」。パリ五輪に向けては「ちょっと…まだ分からないですけれど、それもお楽しみに」とほほえんだ。【松本航】