【一充電走行距離759km】メルセデス・ベンツ「EQS」新型 ラグジュアリーと快適性をもう一段階上に
便利な機能はどう進化した?
■MBUXハイパースクリーン MBUXハイパースクリーンは、左右Aピラーの間にあるダッシュボードをほぼ埋め尽くす、大型の曲線的なスクリーンユニットだ。1枚のカバーガラスの奥にディスプレイが3枚あり、単一のスクリーンに融合したように見える。 MBUXハイパースクリーンは、コックピットディスプレイ(画面対角サイズ:12.3インチ)、有機ELメディアディスプレイ(17.7インチ)、有機ELフロントディスプレイ[助手席](12.3インチ)の3つのディスプレイを1枚のガラスで覆うことで、幅141cmにわたって広がる大きなスクリーンとしたものである。 メディアディスプレイと助手席用ディスプレイには、きわめて高精細な有機ELディスプレイと、触覚フィードバック機能が採用されており、助手席では、走行中にもさまざまなエンターテインメントが楽しめるという。 ■エクスクルーシブパッケージ EQS 450+は乗員の快適性を向上させるエクスクルーシブパッケージを選択するとシートの素材がナッパレザーとなり、また後席の居住性を高めるエグゼクティブシート、ネック&ショルダーウォーマー(後席左右)、シートヒータープラス(後席左右)、マルチコントロールシート機能(後席左右)、ショーファーポジションスイッチ(助手席側)、デザインベルトバックル(前席・後席)、MBUX リアエンターテインメントシステムが装備される。 リアシートは、電動調整で38°まで背もたれの調整が可能となり、ショーファーポジションスイッチ(助手席側)を使い、前席助手席の位置も後席から調整が可能だ。また座面の深さを約50mm拡張できるが、エグゼクティブシートを装着すると後席は可倒式ではなくなる。 ■MBUXエンターテインメントパッケージプラス 主要音楽ストリーミング配信サービス(Spotify、Amazon Music、Apple Music)をMBUXインフォテインメントシステムに完全に統合した、メルセデス・ベンツの「オンラインミュージック」サービスに加えて、車内で指定アプリケーションによる動画を楽しめる「ビデオストリーミング」サービスが新たに加わった。 ■iPhoneに対応したデジタルキーを採用 デジタルキーを使えば、対応するiPhoneをドライバーが携帯している場合、クルマの始動やロック操作が簡単に行えるようになることに加え、キーの共有も可能で、家族や友人とデジタルキーを共用することができる。 この場合、オーナーキーを設定しているユーザーはさまざまな権限を割り当てることができ、例えば許可する範囲をロック操作のみとしたり、車両の始動も可能としたりすることができるという。 デジタルキーを共有するには、AirDropやiMessageなどのメッセージサービスを介して共有相手にキーを送信し、受信者は自分のApple Walletにキーを追加する。 なお共有後にキーを削除する場合も、オーナーはApple WalletまたはMBUXインフォテインメントシステムを使って簡単に操作が可能だ。