日本株は自動車や銀行が高い、内需関連は軟調-TOPIX方向感欠く
(ブルームバーグ): 24日の東京株式相場は東証株価指数(TOPIX)が前日終値を挟んで推移。大型の自社株買いなどを発表したホンダ株が大幅続伸するなど自動車が買われ、米金利上昇から銀行株も高い。半面、サービスや情報・通信といった内需関連が軟調。
ホンダの株価は一時17%高と急騰。23日に発表した日産自動車との持ち株会社設置に向けた本格協議の開始とそれに伴う最大1兆1000億円の自社株買いが好感されている。トヨタ自動車も上昇し、8月1日以来の日中高値を付けている。
水戸証券投資顧問部の酒井一チーフファンドマネジャーは、トレーダーが自動車株にシフトしたため、以前は好調だった情報通信などのテクノロジー株が売られていると指摘。休暇前で手掛かりに欠ける中、投資家は自動車株を買っていると述べた。
富士通やアドバンテスト、ルネサスエレクトロニクスなどが安く、TOPIXを圧迫。指数構成銘柄2125のうち、898銘柄が上昇、1109銘柄が下落している。
インサイト
(c)2024 Bloomberg L.P.
Yasutaka Tamura, Toshiro Hasegawa