食費を浮かせるため、朝食抜きの生活をしています。節約効果や、健康への影響を教えてください!
食費節約のため、朝食を摂らない生活をしている人もいるかもしれません。ですが、朝食を抜くことがどのくらい節約につながるのでしょうか。 今回はその効果と朝食を抜いた生活によって起こる健康への影響について解説します。また、朝食を抜くこと以外で可能な節約方法をご紹介します。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
朝食の節約効果
日本経済新聞によると、2023年の日本の平均的な家庭の食卓における朝食の値段は、1食あたり402円と報告されており、2020年の平均350円から約15%値上がりしています。 また「ホットペッパーグルメ外食総研」の調査結果によると、前年比で節約志向が高まった外食の種別として「朝食」を選んだ人が、2024年は22.7%と前年19.4%に対して増加しています。 「朝外食」を平日に利用しているのは全体の15.0%を占めることからも分かるように、朝食を外食で済ますケースは決して珍しくありません。 「朝外食」にかけてもよい金額も併せて調査したところ、平日休日問わず「500円~800円未満」がボリュームゾーンとなっていました。 朝食を抜いた生活をした場合、自炊の場合は1食あたり402円として1ヶ月(30日)は1万2060円、年間14万6730円を節約できる可能性があります。同様に朝外食で500円の場合は18万2500円、800円は29万2000円の節約につながる可能性があります。
朝食を抜くことのデメリット
ここでは朝食を抜いた生活をすることで発生する可能性があるデメリットについて解説します。 まず、日常生活で感じられるデメリットとして挙げられるのが、記憶力や集中力の低下です。ブドウ糖は主な脳の活動エネルギーとなりますが、ブドウ糖は体内に大量に貯蔵しておくことができません。 朝食を抜くことでブドウ糖を摂取できず脳のエネルギーが不足し、集中力が高まらないためイライラした状態になりやすくなるとされています。 さらに体を動かすエネルギーも不足し、だるさや疲労感から体が重くなってしまい日常生活に支障が出る可能性があります。また、さまざまな研究から朝食を抜いた生活を続けると脳卒中や虚血性心疾患のリスク因子である肥満や高血圧、脂質異常症、糖尿病のリスクが上がることが多く発表されています。 このように朝食を抜くことで日常の生活の質だけでなく、健康にも影響が出る恐れがあるため注意が必要です。