【下関ボート(ナイター)GⅡレディースCC】三浦永理が初VでクイーンズCのTR1枠ゲット
下関ボートでは24日、GⅡ「第11回レディースチャレンジカップ」の最終日が開催された。11Rでは優勝戦が行われ、1枠の三浦永理が逃げ切って快勝。優勝賞金490万円を上積みして、女子賞金ランク2位に浮上し、年末の蒲郡プレミアムGⅠクイーンズクライマックス(QC)のトライアル1枠を手にした。2着は6枠の川野芽唯、3着は4枠の平高奈菜が入り3連単は2万1480円の50番人気の決着となった。
■ヒロイン 三浦の強さが表れたシリーズだった。急上昇中の46号機を手にして前検から好感触。予選をオール2連対でトップ通過を果たし、優勝戦の白カポックを手にした。そして本番はインからコンマ09のSを決めたが、「早いと思ったので放ってしまった」。そして、コンマ04のSから3枠の西橋奈未がまくり差して襲いかかったが、「あの角度なら大丈夫」と冷静沈着なターンで先マイを決めた。あとは独走状態を築き、2012年12月の大村以来となる特別戦Vのゴールを駆け抜けた。 「仕上がりはちょっとおかしくして、まずいと思って元に戻しました。平高選手と試運転してもらったら良かったし、レースはいい感じで行けました」と上位クラスの機力を存分に生かしてのVだった。 これでQCトライアル1枠が当確。「QCは1枠でまた緊張しますね。それでも1枠の方がいいんで」とおどけながらも笑顔を見せた。「蒲郡は準地元なので頑張りたいです」。QC第1回大会覇者であるテクニカルエリー復活となるか。
■川野芽唯は2着で逆転クイーンズC切符ゲット 逆転クイーンズクライマックス出場の懸かった川野芽唯は優勝戦2着。「きょうは3着以上取らないと話しにならないと思って」という強い気持ちに「リング交換など整備をして、今まで足りなかった足がきた。押し感は付いたし、Sも届いてくれた」と最高の機力も後押し。最終2Mでの大逆転劇につながった。 これで賞金ランクは12位に浮上。年末決戦への切符もつかみ取った。「うれしいですね。クイーンズクライマックスも頑張ります」。喜びとともに蒲郡での活躍へ誓いを新たにした。 ■戦い終わって 平高奈菜(3着)足の仕上がりも悪くなかったし、Sも悪くなかったです。最後は自分のミスですね。(見せ場は十分つくったが?)大したことなかったですよ。 西橋奈未(4着)悪くなかったです。自分はいい仕上がりで行けたし、精いっぱいのまくり差しはできたと思います。Sも怖かったけど行けました。次、QCでリベンジできるように頑張ります。クラシックに行きたいので年末が本番だと思います。 田口節子(5着)Sは全速で行ったけど、さすがにあれ以上(コンマ08)は行けなかったですね。それに足的にも6日目は調整が難しかった。(女子賞金ランク14位)また1走1走頑張っていきます。 平山智加(6着)仕上がりは良かった。乗り心地も問題なかった。いい調整はできたと思う。ただ、1Mはいいところを差せなかった。