【特集】「大変だったけどそのときしかできない経験で強くなれた」受験のため離れて暮らす決断をした親子は今 能登半島地震から1年
地震だけではなく去年9月には記録的な豪雨も。 平野さんの自宅前を流れる河も氾濫まであと一歩というところまで水位が増しました。 ■父・崇さん(57): 「気持ちが滅入ってしまいます。情けない話、小さな物音とか敏感になって恐怖を感じるようになりました いい年した男の大人が何言っているのかと思うかもですが実際のところ怖いですね」
解体が進み更地が広がる朝市通り。平野さんの祖父母宅も、解体され何も残っていません。1年前とはまた違った景色が広がっています。 ■父・崇さん(57): 「ほんとに記憶が曖昧でもう1年経ったのかとはっきりしない。今年は災害のない年になって欲しいと切に願います」 ■息子・俊輔さん(19): 「今年2年生になって専門の授業も増えるのでがんばりたいのと来年は僕は20歳で成人式があるのか分からないけど、今年1年また大人になれるようにがんばりたいと思っています」 地震から1年、 少しずつ復興へ向かっている能登半島。 崇さん俊輔さん親子は去年と同じく今も離れて暮らしていますが、去年とは違う前向きな思いを抱いて歩み出しています。