ロス五輪世代の注目プレーヤー10選! 4年後の主役は? 欧州組から高校生Jリーガー、高体連期待の星など逸材がずらり!
前田遼一から寵愛を受けたストライカーも
FW 塩貝健人(慶應義塾大) 2005年3月26日生まれ 横浜FCのジュニアユースから國學院久我山高に進み、慶應義塾大で才能が花開いた。すでに横浜F・マリノス入団が内定しており、トップチームデビューでもゴールを奪っている。シュートレンジの広さにも定評があり、身体の強さは折り紙付き。タレントが揃うFW陣の競争は激しいが、大学経由で世界に羽ばたいた上田綺世のように一気に上り詰めたとしても不思議ではない。 FW 後藤啓介(アンデルレヒト/ベルギー) 2005年6月3日生まれ 中学3年生で磐田U-18に飛び級で昇格し、191センチの大型ストライカーとして当時ユースの指揮官だった名ストライカー前田遼一監督からも寵愛を受けた。中学時代はトップ下やボランチを務めていたとあって、足もとの技術が高く、ポストプレーの精度が高い。そこに決定力が加わり、今では万能型のFWとしてベルギーで研鑽を積むまでになった。現在はアンデルレヒトのセカンドチームに席を置いており、結果を残して早い段階でトップチーム昇格を狙いたい。 FW 貴田遼河(アルヘンティノス/アルゼンチン) 2005年7月15日生まれ FC多摩ジュニアユース時代にブレイクし、中学卒業時には名だたるJクラブの育成組織が争奪戦を繰り広げた逸材だ。名古屋U-18で順調に成長を続け、昨冬にはアルゼンチンに活躍の場を求めた。ゴールセンスに定評があり、得点の匂いを嗅ぎ分ける力はロス五輪世代でもずば抜けている。ワンタッチで合わせるスキルが高く、裏への抜け出しも良い。豊富なゴールパターンを持つ世代屈指のストライカーだ。 FW 道脇 豊(ベフェレン/ベルギー) 2006年4月5日生まれ 高さと速さを持ち合わせるストライカーだ。高校入学直前の2022年3月にロアッソ熊本のトップチームでベンチ入りを果たし、直後にクラブ史上初の高校生Jリーガーとしてプロ契約を締結。迎えた2023年シーズンに開幕戦でJデビューを飾るなど、早くからポテンシャルを評価されてきた。昨秋のU-17ワールドカップでは怪我の影響で満足いくプレーができなかったが、今夏にベルギー2部のベフェレンに加入。課題のフィジカル面を強化できれば、ステップアップも現実味を帯びてくる。 FW 高岡伶颯(日章学園高) 2007年3月12日生まれ 高校卒業後にサウサウプトン入りが内定しているアタッカーだ。165センチと小柄だが、当たり負けしない身体の強さとスプリント能力に長けており、前田大然を彷彿させるプレスバックも目を見張る。中学時代は三股町立三股中学校でプレーしており、世代別代表やナショナルトレセンに選出されるような選手ではなかった。だが、日章学園高進学後に頭角を現し、昨秋のU-17ワールドカップでは4ゴールを挙げて一躍をその名を轟かせた。 取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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