ロス五輪世代の注目プレーヤー10選! 4年後の主役は? 欧州組から高校生Jリーガー、高体連期待の星など逸材がずらり!
A代表も視野に入れる有望株
パリ五輪が閉幕して約2週間。56年ぶりのメダル獲得を目ざしたU-23日本代表は、グループステージを3連勝で首位通過したものの、準々決勝でU-23スペイン代表に0−3で敗れて大会から姿を消した。 【画像】トップリーグに続々参戦!2024年夏に海外で新天地を求めたサムライたち 次なる五輪の舞台はアメリカ・ロサンゼルス。海外組が増えつつある現状でベストメンバーを組めるか不透明だが、次なる大舞台を目ざす戦いはすでに始まっている。本稿ではロス世代の注目選手を紹介する。 ――◆――◆―― GK 荒木琉偉(ガンバ大阪ユース) 2007年10月14日生まれ 昨秋のU-17ワールドカップは怪我で出場できず、悔しい想いを味わった。だが、ポテンシャルは一級品。191センチのサイズを生かしたシュートストップに定評があり、今年に入ってからはフィジカル面も見違えるように逞しくなった。G大阪ユースの先輩でもあるGK谷晃生(町田)のように日本を代表する守護神になれるか注目だ。 DF 市原吏音(大宮アルディージャ) 2005年7月7日生まれ 高校2年生だった2022年7月に天皇杯でトップチームデビューを飾り、昨季の夏場以降からはCBのレギュラーとして大宮の最終ラインを支えている。187センチの高さを生かした空中戦の強さはもちろん、ボランチでもプレーできるほどの技術力も魅力のひとつ。「ロス五輪だけではなく、A代表も視野に入れていきたい」と言い切る有望株の可能性は無限大だ。 DF 小杉啓太(ユールゴーデン/スウェーデン) 2006年3月18日生まれ 昨秋のU-17ワールドカップではキャプテンを務めた左SBで、豊富な運動量と強度の高い守備でチームを支える。湘南ベルマーレの育成組織から直接ヨーロッパに渡り、昨冬からスウェーデン1部のユールゴーデンでプレー。今季は出場機会を掴み、ヨーロッパカンファレンスリーグ予選プレーオフでも出番を得て、貴重な経験を積んでいる。 MF 中島洋太朗(サンフレッチェ広島) 2006年4月22日生まれ 広島や千葉で活躍した中島浩司を父に持つ世代屈指のプレーメイカーだ。正確なポジショニングでボールを引き出し、創造性に富んだスルーパスで攻撃をリードする。課題だった守備も見違えるように上達し、相手が嫌がる場所に顔を出しつつ、球際の攻防でも怯むことがなくなった。U-17ワールドカップ出場を経て、迎えた今季は高校3年生ながらJ1で7試合に出場している。順調に成長を遂げていけば、ロス五輪で主軸を担う存在だ。 MF 佐藤龍之介(FC東京) 2006年10月16日生まれ 昨秋のU-17ワールドカップでは右サイドハーフ、クラブやU-19代表ではトップ下を主戦場とし、どのポジションでもハイレベルにこなせる。技術力とスプリント能力に定評があるが、最大の魅力はクレバーなプレー。特に守備時は中間ポジションにてひとりでふたりを見ることができ、状況に応じてプレッシャーのかけ方を変えられる。パリ五輪にもトレーニングパートナーとして帯同し、大会直前の親善試合でもピッチに立った。クラブで出場機会を増やせれば、自ずとロス五輪が見えてくるはずだ。
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