文京に勝利した明大八王子

◆春季東京大会▽２回戦　明大八王子　１６―０　文京＝５回コールド＝（５日、スリーボンドスタジアム上柚木） 　明大八王子が文京に１６―０で勝利した。 　大量得点で３回戦へと進んだ。２回、村田晃毅（２年）の左越え三塁打で先制点を挙げる。３回に相手の失策などが絡んで３点を加えると、４回にはこの日３打数３安打の木下夏葵（２年）が右越え三塁打を放った。これで５点差にリードを広げると続く２番の栗原稔季（３年）も二塁打で加点。５回は走者一巡で一挙９得点を挙げた。 　投げては背番号１の渡辺純真が５回無失点。５回に１死満塁のピンチを迎えたが、抑えきった。渡辺は「序盤は腕が振れて、守備もみんなが守ってくれた。まっすぐは良かったけど、変化球のストライクの取り方はもっと上げたい。上に勝ち進めばピンチは多くなると思うけど、しっかり抑えられるように」と勝利にホッとしつつ向上心をのぞかせた。 　椙山貴文監督も「先頭から積極的に振って点を取っていこう、一球の勝負にこだわりを持とうと話してきた。最低限つながって複数点につながったことは良かった。序盤で差がついてくれて優位に立つことができた」と初戦からの成長や一定の手応えを明かし、先発メンバーのみならずチーム全体の突き上げを期待した。（雑誌『報知高校野球』取材班）