【何が…】雑居ビルに女子高校生ら住まわせ“組織的な売春” 商品の制服着せて“実技指導”性的暴行も…少女らを「喰いモノ」にした犯行の実態
■“実技指導”と称して性的暴行か 商品の“制服”を着せて犯行も…
さらに、このグループでは、少女らを客と売春させるだけにはとどまらなかった。ビルの1階に入るスポーツ用品店の経営者・柴田隆行被告(44)は去年12月、当時15歳の少女2人にビル内で性的暴行を加えたとして逮捕・起訴された。 柴田被告は宇都宮被告に「場所」を提供した上で、“実技指導”と称して性的暴行を加えていたとされるほか、犯行の様子を撮影していたという。 また、店の商品であるはずの制服を少女に着させて犯行に及んでいたこともあったという。
■事件発覚のきっかけは「グリ下」 被告「身に覚えがない」と否認
一連の事件はどうやって発覚したのか―。警察によると、少女の1人は大阪・道頓堀の「グリコ」看板近くの路上、通称「グリ下」に出入りしていて、そこで警察が職務質問したところ、「(売春の)客待ちをすることがある」と話したという。 警察は25日、少女らを車で送迎していた無職の20代の男ら2人を売春防止法違反などの疑いで書類送検し、捜査を終結したと発表した。また、すでに少女らも売春の非行内容で家庭裁判所に送致されたり、児童相談所に通告されたりした。 宇都宮被告は当初の警察の調べに対し、「まったく身に覚えのないことでわかりません。女の子を私のところに住まわせたということはありません」と容疑を否認しているほか、柴田被告も「売春グループとは知らなかった」などと否認。2人とも、いまは黙秘しているという。