和歌山県田辺市で第99回「新春初泳ぎ」
この一年の健康を祈願し身を清める、和歌山県田辺市のお正月恒例行事「新春初泳ぎ」が、1月2日、市内の扇ヶ浜海水浴場で開かれ、子どもから70代までの男女およそ200人が勢いよく海へ飛び込みました。 田辺市体育連盟の主催で開かれている初泳ぎは、昭和2年・1927年から始まった正月の恒例行事で、今回で99回目を迎えました。 午前10時すぎ、快晴のもと、水着姿の男女が号令を合図に雄叫びを上げながら砂浜から波打ち際へ一気に駆け出し、激しく水しぶきをあげて扇ヶ浜の海に飛び込みました。 なかには、ふんどし姿の男衆や、巳年にあわせて”蛇”のかぶり物をした男女らもいて、寒さをこらえながらも歓声を上げて初泳ぎを楽しんでいました。 大阪府泉佐野市から来た親子連れは「冷たかったけれど、良い気持ちでした。2025年は飛躍の年にしたい」と話していました。 毎年ふんどし姿で参加しているという、田辺市や大阪府の男性グループのひとりは「ラグビーでフォワードをやっているので、常に前進したいです。へび年なので“ひと皮剥ける”ように願いを込めました」と新年の抱負を語りました。 主催する田辺市体育連盟では「100回目となる次回・2026年は特別な企画も考えている」ということです。