飯舘村2か所の地下水から目標値超のPFAS検出 地下水調査による検出は福島県初
福島県が実施した地下水の調査で、飯舘村の2地点から国の目標値を超えるPFAS(有機フッ素化合物)が検出されたことがわかりました。 “こたつ熊”視聴者が捉えた衝撃の瞬間 検出したのは、福島県が11月に実施した飯舘村小宮の2地点で、国の目標値の約1.5倍にあたる「PFAS」が検出されました。 地下水の調査で「PFAS」が検出されるのは県内では初めてです。 県によりますと、周辺で地下水を飲用水として利用する井戸はなく、下流の調査でも「PFAS」は目標値を下回っていることから継続して監視を続けるとしています。 PFASは発がん性やコレステロール値が高くなるといった健康面での影響が指摘がされていますが、どれほど悪影響を及ぼすかを示す科学的知見が少ない状況です。PFASは水や油をはじき熱に強い性質から、フライパンのコーディングや泡消火剤などに広く使用されてきた歴史があります。自然界で分解されず、人体に長く残留することから「永遠の化学物質」とも言われています。