コインベース、ラップドビットコイン「cbBTC」をソラナに導入
cbBTCがSolana上で展開
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、ラップドビットコイン「cbBTC(Coinbase Wrapped BTC)」がソラナ(Solana)上に導入されたと11月7日発表した。 「cbBTC」は、コインベースが保有するビットコイン(BTC)に1:1で裏付けられている暗号資産だ。 発表によるとソラナに導入された「cbBTC」は、ソラナのトークン規格であるSPLトークン規格で発行されているとのこと。なおこの「cbBTC」は、コインベースがソラナ上で発行した初めてのトークンになるという。 これにより「cbBTC」は、「ジュピターエクスチェンジ(Jupiter Exchange)」や「ジト(Jito)」、「カミノファイナンス(Kamino Finance)」、「ドリフト(Drift)」、「レイディウム(Raydium)」、「オルカ(Orca)」、「メテオラ(Meteora)」、「フォニックス(Phoenix)」、「セーブ(Save)」、「マニフェスト(Manifest)」、「ループスケール(Loopscale)」といったソラナ上のDEX(分散型取引所)やDeFi(分散型金融)プロジェクトで利用できるとのことだ。 「cbBTC」は、9月12日よりイーサリアム及びコインベースが開発・運営するイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ネットワークであるベース(Base)にて展開されている。両ネットワーク上の「cbBTC」は、イーサリアムのトークン規格ERC-20に準拠している。 具体的にはBTCがコインベースアカウントからベースまたはイーサリアムのアドレスに送信されると、そのBTCは自動的に1:1で「cbBTC」に変換されるという。また、コインベースアカウントで「cbBTC」を受け取ると、その「cbBTC」は1:1でBTCに変換されるとのことだ。 ソラナ上の「cbBTC」についても上記と同様の仕組みを取ると思われる。
一本寿和(幻冬舎 あたらしい経済)