阪神・才木 甲子園“不敗神話”止まった…気持ち切り替え「ファイナルで投げられるよう準備するだけ」
◇セCSファーストシリーズ第1戦 阪神1ー3DeNA（2024年10月12日 甲子園） 甲子園での“不敗神話”が止まった。阪神先発・才木は5回7安打1失点。レギュラーシーズン11試合6勝無敗を誇った聖地のマウンドで、今季初の黒星を喫した。 「今日は最初から飛ばしていこうと思っていた。ちょっと違った空気感みたいなのはありましたけど、その中で最少失点で切り抜けたのは良かった」 初回から苦しい投球となった。牧、佐野の連打などで1死満塁。後続を一邪飛、二飛に仕留め無失点で切り抜けたが、2回も先頭の出塁を許すなど、落ち着かない。3回も再び牧、佐野に連打を浴びて1死満塁のピンチを招き、桑原の遊ゴロの間に先制を許した。それでも最少失点で耐えられたのは、右腕の底力あればこそだった。 もちろん、このままでは終われない。「ファイナル（ステージ）で投げられるようしっかり準備するだけ」。チームより一足早く、その視線をファイナルSに向けた。（杉原 瑠夏）
