東洋大姫路が快勝発進で8強 一回に5得点など龍谷大平安を圧倒/秋季近畿大会
高校野球秋季近畿大会第2日(20日、東洋大姫路9-0龍谷大平安=七回コールド、ほっともっとフィールド神戸)東洋大姫路(兵庫1位)は1回戦で龍谷大平安(京都2位)をコールドで破り、2021年以来の8強進出を決めた。 一回、1死二、三塁から木村颯太内野手(2年)が右越えの2点三塁打を放って先制。さらに高畑知季内野手(2年)、川口悠空(ゆう)外野手(2年)が適時打を放って打者一巡の猛攻で5点を奪い、相手先発・山本陽斗投手(2年)をKOした。 五回には2四球と内野安打で満塁とすると敵失で2点を加え、さらに桒原大礼(おおら)捕手(2年)の右前安打で3点を追加した。六回にも1死から連打でチャンスをつくると、見村昊成外野手(2年)が三遊間を破る左前適時打を放って9点目を挙げた。 投げてはエースナンバーをつける阪下漣(2年)が7回4安打無失点と好投した。 阪下は最速139キロを計測したが、2四球を与え「初めての近畿大会だが緊張はあまりなかった。いつもどおり普段通りやっていればかなわない相手ではないという自信もあった。いつもどおり投げたが、制球が浮いてしまったのが反省点。次回からはそこを気をつけながらやっていきたい」と振り返った。 履正社(大阪)で19年に全国制覇を成し遂げた岡田龍生監督(63)は阪下について「『お前が頑張らな』と言っている。プレッシャーにもなるだろうが、それもありながら頑張り抜くのがエース。履正社の時も竹田(祐、三菱重工WEST)、寺島(成輝、元ヤクルト)ら背番号1をつけてきた選手にはそう教えてきた。自覚がでてこないと」と期待の大きさを明かした。