SUVに飽きた!? ならばピックアップはどうだ! 日本じゃ買えないモデルも多い 国産「ピックアップトラック」の魅力とは
海外では生活必需品として、日本ではSUVの進化版として
日本三大メーカーのひとつであるホンダもアメリカでピックアップトラックを販売しています。「リッジライン」というモデルです。
リッジラインは、最高出力210kW(285PS)/6000rpm・最大トルク355Nm(36.2kgm)/4700rpmを発揮する3.5リッターのV型6気筒SOHCエンジンを搭載しています。 日本国内の現行ラインアップには搭載がないエンジンですが、2022年に生産終了した「レジェンド」に載っていたエンジンと排気量・形式が同一です。 駆動方式は四輪駆動で、トランスミッションは9速ATとなっています。 ボディサイズは全長約5340×全幅約2000×全高約1800mmとなっています。こちらもハイラックス同等のサイズといえます。 デザインは、スラントノーズを採用し鋭角デザインのヘッドライトを装備するなどややスポーティさを意識しているように映ります。 ホンダはバイクも販売していますが、リッジラインがあれば競技用バイクを後ろに積み込んで会場に行くというような六輪ライフスタイルの提案ができそうです。 SUVはラインアップするものの、ピックアップトラックとは縁がなさそうなマツダも実は海外で販売しています。 「BT-50」というモデルです。
マツダの“魂動デザイン”をフロントフェイスに反映していますが、タフな車体とマッチしていて魅力的に映ります。 最高出力140kW(190PS)/3600rpm・最大トルク450Nm(45.9kgm)/1600-2600rpmを発揮する3.0リッターの直列4気筒ターボディーゼルエンジンを搭載しています。 駆動方式は四輪駆動で、トランスミッションは8速ATを組み合わせています。 8速ですが、ディーゼルなのでフロンティアとリッジラインよりも馬力は低いもののトルクは上。力強い加速が味わえそうです。 実はBT-50はマツダが生産していません。いすゞからのOEM供給を受けてマツダ車として販売しています。 ベースとなっているのはいすゞ「D-MAX」。2023年10月に新型をタイで販売開始しました。 BT-50が9年ぶりに全面改良されたのは2020年。それ以降日本のマツダから公式発表はありませんが、主要販売先のオーストラリアのラインアップを見ると、新型のD-MAXをベースにマイナーチェンジがなされているようです。 ちなみに2020年型でのボディサイズは全長5280×全幅1870×全高1790mmで、日本の道路にもマッチするサイズです。 ※ ※ ※ すでに“普通のクルマ”となったSUVの移行先として、ピックアップトラックを選んだユーザーもいるのではないでしょうか。 ピックアップトラックは日本では個性的に映り、SUVよりも遊び心をくすぐるような感覚さえ覚えます。 日本のピックアップトラック市場も今後、もっと人気が出ても良いのではないでしょうか。
Peacock Blue K.K.