【写真：Getty Images】

　バイエル・レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督は、今季さまざまなクラブから関心を寄せられており去就が注目されていた。結局、来季も同クラブで指揮を取ることが決まってはいるものの、将来ビッグクラブの監督になる可能性は否定できない。英メディア『CNN』は、アロンソ監督が残した将来に関するコメントについて報じている。 　今季、ブンデスリーガ初の無敗優勝を成し遂げたレバークーゼン。常勝チームを作り上げた手腕が多くのクラブの目に留まり、アロンソ監督は来季ビッグクラブに移る可能性が高いと見られていた。 　古巣のレアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘン、そしてリバプールなどが関心を示していると報じられていたが、結局来季はレバークーゼンで指揮を取ることを発表している。 　レバークーゼンは、UEFAヨーロッパリーグを含めた三冠も期待されたが、決勝でセリエAのアタランタに敗れて国内2冠という結果でシーズンを終えた。あと一歩のところでトレブルを逃したことについては、「三冠を達成できなかったことで、私はより良いコーチ、より良い監督になれると確信している」と前置きし、次のようなコメントを残している。 「確かに、そういった試合は忘れられないし、将来に活かせるだろう。今は辛いのは確かだ。かなり辛いが、三冠を獲得することよりも自分の成長に役立つだろうという予感がしている」 　また一時は今季限りでリバプールを退任したユルゲン・クロップ監督の後継者とも報じられていたが、結局古巣での指揮は実現しなかった。アロンソ監督は、「私とリバプールとの絆は今も残っている。だから、その点には何の問題もない」と、関係はいまだに良好であることを強調し、将来的に古巣で指揮を取ることについて何ら否定はしていなかった。