【停電時も一般家庭なら6日分賄える】 メルセデス・ベンツEQE 350+に30台の限定車発表
その他の便利機能は?
■給電機能(V2H/V2L) EQEセダンは車外へ電力を供給できる双方向充電が可能だ。 EQEセダン自体が家庭の太陽光発電システムで発電した電気の貯蔵装置となり、例えば自宅に駐車している際にV2Hを通じて昼間は電気を貯蔵し、夜間は貯蔵した電気を家庭で利用することで、電気代の節約やCO2の削減に寄与することが可能となる。 また、大規模な停電の際には、電力会社と異なる給電系統であるためEQEセダンに充電された電気を家庭に送る予備電源としても利用することができ、EQEセダンのバッテリー容量は90.6kWhのため、一般的な家庭の電力消費量であれば最大約6日分を賄うことが可能だという。 なお、給電はMBUX設定画面よりバッテリー残容量10%から50%まで10%単位で設定可能。 ■iPhoneに対応したデジタルキーを標準装備 対応するiPhoneをドライバーが携帯している場合、クルマの始動やロック操作が簡単に行える。キーの共有も可能で、家族や友人と本特別仕様車のデジタルキーを共用することも可能だ。 この場合、オーナーキーを設定しているユーザーはさまざまな権限を割り当てることができ、例えば許可する範囲をロック操作のみとしたり、車両の始動も可能としたりすることができるという。 デジタルキーを共有するには、AirDropやiMessageなどのメッセージサービスを介して共有相手にキーを送信し、受信者は自分の Apple Walletにキーを追加する。 共有後にキーを削除する場合も、オーナーはApple WalletまたはMBUXインフォテインメントシステムを使って簡単に操作できるという。 ■MBUXエンターテインメントパッケージプラスを搭載 本特別仕様車は車載通信機を搭載しており、インターネットラジオや主要音楽ストリーミング配信サービス(Spotify/Amazon Music/Apple Music)ビデオストリーミング(YouTube等)をテザリング等の操作をすることなく楽しむことができる。 お好みの曲やプレイリストへ簡単にアクセスできるだけではなく、何百万もの曲の中からお気に入りの音楽を検索することも可能で、また、新しいオペレーティングシステムを搭載しており、指定のサードパーティ製アプリケーションのインストールも実現した。
AUTOCAR JAPAN(執筆)