新「iPad Pro」「iPad Air」、実機を手にしたらココに感動した!
カメラとしての画質や使い勝手に変更はないと思いますが、このあたりは改めて実機で検証したいと思います。 新しいiPad ProのWi-Fi+Cellularモデルは、物理SIMを装着するカードスロットを省略しています。現在、多くのグローバル通信事業者がeSIMによる通信サービスを提供していることを受けて、アップルが仕様変更に踏み切ったわけですが、通信事業者によってはeSIMに対応していない場合もあり得ます。アップルは、Webサイトなどで仕様変更の注意を喚起していますが、iPadを海外出張などに持ち出してセルラー通信をよく使っている人は、買い替えの際に確認が必要です。 アップルの「Pro Display XDR」が対応するNano-textureガラスが、新しいiPad Proでオプションの仕様として選べるようになりました。11インチ、13インチのモデルとも、1TB以上のストレージを選択した場合に限り、16,000円の追加料金で変更できます。iPad Proのディスプレイには反射防止コーティングが施されていますが、ガラスにマットコーティングを“彫り込む”処理を施したNano-textureガラスは、光を散乱させて写り込みを最小限に抑えます。タッチ&トライ会場でも、シーリングライトの写り込みが軽減される効果を実機で確認できました。
Nano-textureガラスは、iPad Proを映像や写真のクリエイティブワークに活用する人におすすめします。アップルはNano-textureガラスが、Apple Pencilの「書き味」に変化をもたらすものではないと伝えていますが、使うほど次第にすり減るApple Pencilのペン先や保護フィルムとNano-textureガラスのコーティングとの相性が悪い可能性も考えられると筆者は思います。iPad Proをイラストワークや製図など、Apple Pencilとの組み合わせで多く使うことを考えている人は、標準ガラス仕様を選んだうえで、任意のフィルムアクセサリーで書き味などを好みに合わせ込む方がベターかもしれません。 ■多彩なジェスチャー操作に対応するApple Pencil Pro Apple Pencilのラインナップに、新しいiPad ProとiPad Airに対応する「Apple Pencil Pro」が追加されました。 サイズと質量、ペンの重心、ルックスは第2世代のApple Pencilから大きく変わっていませんが、内蔵するセンサーが増えています。ペン先を指でグッと握る「スクイーズ」、回転させる「バレルロール」のジェスチャー操作が追加され、操作に対して触覚エンジンがフィードバックを返します。さらに、ペン先をiPadの画面から離した状態で描画のプレビューを表示する「ホバー」が、iPad ProとiPad Airの両方をサポートしました。