新「iPad Pro」「iPad Air」、実機を手にしたらココに感動した!
自発光方式のディスプレイであることからバックライトが要らず、薄型・軽量化にも元来向いています。高画質な映像もさることながら、これまでの5.9mmという薄型ボディをさらに更新した“極薄サイズ”のiPad Proはとても魅力的でした。
11インチのiPad Proも5.3mmと十分に極薄なのですが、大型13インチのiPad Proは内部の部品を全体に均しながら配置することで、さらに薄い5.1mmに到達しました。もちろん、十分な堅牢性も確保しています。質量は、13インチモデルがこれまでの12.9インチのモデルよりも約100グラム軽くなりました。iPad Proを使ってきた人も、新製品の実機を手に取ると思わず魅了されると思います。
ただ、新しいiPad Proのために一新された「Magic Keyboard」は、新旧製品の互換性がない点については注意が必要です。新しいiPad Proでキータイピングを多用したい人は、Magic Keyboardも新しく買い直す必要があります。従来のキーボードは使用できません。 新しいiPad ProにMagic Keyboardを装着した本体の厚さは、13インチのM3搭載MacBook Airの厚さと同じになるそうです。新しいMagic Keyboardはキーエリアとパームレスト、トラックパッドが堅牢なアルミニウム製になり、経年変化にも強いiPadのキーボードが誕生しました。
■カメラとSIMの仕様をiPadにより最適化した理由 iPad Proのメインカメラは広角・超広角のデュアルレンズでしたが、新しいiPad Proは12MPの広角カメラのみ搭載するシングルカメラユニットになりました。それと引き換えに、True Toneフラッシュを強化した「アダプティブTrue Toneフラッシュ」を搭載しています。カメラの仕様変更を行った理由は、iPad Proのカメラをドキュメントのデジタルスキャニングに利用するユーザーの期待を反映したからです。 新しいiPad Proは、AIを活用してカメラアプリが書類を認識し、照明の影が写り込まないようにフラッシュを自動的に調光補正しながらデータ化します。その際、複数の写真を瞬時に撮影し、データのつなぎ合わせを行いながら高画質なスキャニングを行う仕組みです。