【阪神】岡田彰布監督、投手起用は「試合の結果で判断するから遅くなる」早めの継投「金土日はまだええけど」
阪神は21日からマツダスタジアムで広島と3連戦を戦う。初戦はリーグ2位の防御率1・30と好投を続けている村上頌樹投手が同1位、1・28の床田寛樹投手と投げ合う。今季4度目のマッチアップで、これまで村上の2勝1敗だ。以下は20日に広島に移動した岡田彰布監督の一問一答。 ―床田とは4度目の対戦 「全部、村上やな。火曜日やから、しゃあないわな。防御率もええ勝負やな」 ―相手も対策を練ってくるが、村上も対応している 「そやなあ、普通にやってるよ。あの防御率で2勝3敗やもんなあ」 ―広島は2位に浮上した 「もう、だいたい(戦力は)分かってるやん。巨人に3連勝するやり方、聞かなアカンわ。どないして3連勝できるかな。あした聞くわ」 ―セ・リーグは混戦。同一カード3連敗は痛い 「3タテはなあ。3タテはきついで」 ―広島は打線が上向き 「(19日は)末包がホームラン打ったんやな。あれ(巨人・高橋礼は)左ばっかり並べられるやんか。広島なんか左ばっかりやからな、よお末包使ってたよな」 ―長打のある打者が加わると、打線の印象も変わるか 「まあ、それほどマークせなアカンという感じじゃないけどなあ。悪かった者の調子が上がってるっていうのもあるやん、坂倉とか」 ―村上も大竹も広島に対して好投しているだけに、構えすぎる必要もない 「うん、普通に投げたらええんちゃう。『前に打たれたから、今度こうせな』じゃないやん」 ―投打とも普通にできれば、勝てるか 「いや、そんなん勝ち負けなんか考えてないよ。勝負なのに勝てるなんて、一切考えない。ゲームが始まってからや」 ―カープの浮上は想定していたか 「去年も2位やろ? メンバーも若いのが多くて、新井になってからガラっと変わったからな」 ―新井監督の野球は 「そんなこと一切考えてない。そんなこと考えてたら、疲れてできへんわ」 ―打線は19日は近本を1番に戻したが 「あした、また左(投手と対戦)やからなあ」 ―いろいろな選手を使いながらの戦いが続くか 「いや、そんなにスタメンで使う選手はおらへんぞ」 ―先発陣は青柳の登録を抹消している 「6人でスタートしたけど、8人、9人は用意しとかな。1年間、6人でできへんのやから、こっちは谷間と思ってないよ。キャンプ、オープン戦で先発6人に絞るのに、そこからまず外れたということやから、それだけやん。でも、1年間の戦力としては8人、9人は絶対にいるわけやから。そら、調子悪いやつもおるよ。1年間、6人が調子いいなんて、あるわけないやん」 ―2軍では西純も好投 「そんなに名前出しても、どうやってみんな使うんよ。2軍でなんぼええいうても、すぐ上げへんよ。それやったら開幕に合わせて、ちゃんと1軍メンバーに入れるようにやるのが選手や。入ったピッチャーが頑張って、悪くなかったら代えられへんて。だから、本当に悪かったのは伊藤(将)な。あと、めちゃくちゃ悪くないけど、何か重苦しいピッチングしてる青柳な。そのくらいじゃないと、下と代えられへんやん」 ―そういう時に2軍で準備していることが大事 「当然よ。いつヘタるか分からへんで。ボール当たって骨折するかも分からへんし、何が起きるか分からへんから」 ―その出番でビーズリーが好投 「ビーズリーなんか、無失点で2軍で待ってたわけやから。それで1軍で投げさせて、あんなピッチングしたら、もう使わざるをえないやんか。あれで『また2軍で投げてこい』なんて言われへん、生活かかってるんやからなあ。ピッチャーの方がし烈と思うよ、入れ替えは」 ―リリーフが計算できる。18日のビーズリーの5回交代のように早めの継投も 「いやいや、なかなか5回では代えられへんわ、最初のカードは。次のカード、金土日はまだええけど」 ―曜日によっては 「それはゲーム展開やんか。5点も6点も打線が取ったら、もう1イニングとか。それはゲーム展開やろ」 ―村上のように火曜に長いイニングを投げてくれると、次戦以降の継投も柔軟に 「うん。村上はもう、ある程度投げてくれるからな。もう、普通に村上に投げさすだけやん。それで勝つか負けるかは分からへんけど。そんなん、向こうも一緒やんか、床田にしても」 ―村上はローテの柱に成長 「ピッチャーはキャンプでブルペン見とったら分かるって。キャンプで良かったやんか。そら、ある程度慣れがあるから(前年より)バッターの方が有利は有利。それである程度失点するとか、そんなんは当たり前、しゃあないわ。それでも、これだけの防御率で抑えてるわけやからな。みんな、試合の結果で判断するから遅くなるんや。その前に、ちゃんと判断したったらええ。打たれると思ったら、使えへんけりゃいいだけや」
報知新聞社