「解任は仕事の一部」9月に電撃解任もデ・ロッシ氏のローマ愛は変わらず、将来的なクラブ復帰の可能性示唆「あの場所は私にとって家のようなもの」
ローマを解任されたダニエレ・デ・ロッシ氏だが、将来的なクラブへの復帰は否定しないようだ。 デ・ロッシ氏は現役時代、下部組織から過ごしたローマで17シーズンにわたってプレー。現役引退後は指導者の道を歩み始めると、2024年1月にジョゼ・モウリーニョ前監督の後任としてローマの監督に就任し、ヨーロッパリーグ(EL)でベスト4進出を果たすなどチームを立て直した。 しかし、今シーズンはセリエA開幕からの4試合で未勝利に陥るなどスタートダッシュに失敗。新加入選手も多く時間が与えられるかに思われたが、クラブはレジェンドであるデ・ロッシ氏にあっさりと見切りをつけ、9月に解任が発表された。 このクラブの決断はファンから猛烈な反発を招くこととなり、逆風の中で就任したイバン・ユリッチ監督の下でもチームは復調せず。公式戦12試合4勝3分け5敗と黒星先行の成績となると、クラブは10日に今季2度目の指揮官解任を発表した。 迷走続けるクラブにはファンの不満もピークに達しておりますます混迷を深めているが、デ・ロッシ氏の古巣に対する愛は変わらない模様。イタリア『トゥットメルカート』によると、指揮官は解任の決断についても受け入れており、いつかは“家”に帰ることを明言している。 「2度とトリゴリア(ローマの練習場)に戻らないって?そんなことは一度も言っていない。解任されることは、フットボールにおいて選手としても監督としても仕事の一部なんだ」 「あの場所は、私にとって家のようなもの。父もあそこで働いているしね。本当の自宅より、トリゴリアで過ごした時間の方が長いだろう。だから、いずれは戻るつもりだ」
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