「シンママです」と告げられた際に困惑して「ごめんなさい」。リアクションはどうしたらいい?
せっかくの楽しい機会も変な空気に
出産後にお宮参りの写真を撮ったときは、また「パパは?」と聞かれるのもなんだと思い、予約の時点で「シングルなので息子と2人で行きます」とメールで伝えていた。 だがスタッフさんが複数いて、おそらく全員には我が家がシングルだと伝わっていなかったのだろう。 写真をたくさん買わせたいだろうから「本当にママ綺麗ですね!」「かわいー!」と、かなり持ち上げてくれたのだが、スタッフの1人が急に「こんな綺麗なママがいて旦那さんは幸せですね!」と満面の笑みで言ってきたのだ。 筆者はグラドルだけど、あまり容姿を褒められることがないので、うれしい気持ちが勝っていたので会釈をしていたのだが、予想以上に褒めタイムが長く、褒めちぎるスタッフの横でおそらく筆者がシングルだという情報を得ていたスタッフが口パクで「ダメ!」と繰り返していた。 褒めタイムは突然終わりを迎えて「ごめんなさい……」と謝られてしまった。「いや、久々に褒められて嬉しいです!」と本音で答えたが「いやいや、すみません」と変な空気になってしまった。
「シンママと告げられたときの反応はどうすればいい?」の答え
そんなこともあって、今後もう会わないような人には、わざわざ「シンママです」って言わない方がいいのかなぁと思いはじめていた。 保育園に入ってから息子氏は最初、人見知りを全くせず「逆に大丈夫なんだろうか?」と心配だった。そのことを保育園ノートに書くと、初めて会った先生に「パパにはどう? 人見知りする?」と聞かれたのだ。 「うわー、きたー」と思ったが「うちはシングルなんです」と答えると「あ、そうなんだ」で話が終了した。 そのとき、これ! これなのよ! と思った。 クイズ番組で「シンママと告げられたときの反応はどうすればいい?」という問題が出た際に、答えが分かって急いでピコーン!とボタンを押したくなる感覚。 私の求めていたシンママへの反応はこれなのよ!これくらいでいいのよ! 保育園の先生は、おそらくたくさんのシンママを見てきたから本当に「あ、そうなんだ」程度にしか思わなかったのだろう。私からしてもシンママというのはその程度のことなのだ。 たいていの人が「ごめんなさい!」と謝ってくるか「大変でしょう? 1人でえらいわね」と心配してくるのだが、シンママに限らず、世の中の母親は全員大変だろう。 別に強がっているわけではないが、自分と子どもの面倒だけ見ればいいので気楽といえば気楽なのだ。 まあ、そんなわけで皆様も相手がシンママとわかった際に、変に謝る必要はないのです。 <文/吉沢さりぃ> ―[ド底辺グラドル兼ライター、未婚の母になる]― 【吉沢さりぃ】 ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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